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【市況】(香港)康師傅と中国旺旺が下落、台湾での食用油不当表示問題を受け


康師傅控股(00322/HK)が続落。台湾で問題となっている食用油の成分不当表示問題を巡り、同社の兄弟会社に当たる味全食品工業(1201/TT)も問題の原料油を使用していたことが判明。連想売りを誘っている。同じく台湾資本の食品大手、中国旺旺(00151/HK)も売りが膨らむ展開に。

台湾では先ごろ、大統長基食品が「純度100%」として販売していた食用油から不純物が検出されたとして問題になっている。大統長基食品では、単価の安いコットンシードオイルをオリーブオイルなどに混入していたほか、着色の目的で銅クロロフィルを添加。7年にもわたって偽装を続けていたとし、当局から巨額の罰金が科されている。

味全食品工業では今回、大統長基食品の製品を原料としていたことを認め、食用油21種を売り場から撤去すると発表している。

日本時間午後2時6分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。

■康師傅控股(00322/HK):22.25HKドル(前日比1.55%安)
■中国旺旺(00151/HK):11.44HKドル(4.35%安)

《NT》

 提供:フィスコ

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