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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):エクセディ、タダノ、日農薬、三井糖

■エクセディ <7278> 2,979円  +472 (+18.8%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 29日、エクセディ <7278> が決算を発表。14年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比33.7%増の100億円に拡大し、従来計画の90億円を上振れて着地したことが買い材料。国内自動車メーカーの増産を背景に、北米や東南アジアでAT、MT部品の受注が好調なうえ、コスト削減も寄与した。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の175億円→195億円に11.4%上方修正し、増益率が7.2%増→19.4%増に拡大する見通しとなったことも買いに拍車を掛けた。なお、想定為替レートは1ドル=96円を据え置いた。

■タダノ <6395> 1,372円  +191 (+16.2%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 29日、タダノ <6395> が決算を発表。14年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の104億円に拡大し、従来予想の73億円を43.8%上回って着地したことが買い材料。消費増税前の駆け込み需要などで、建設用・車両搭載型クレーンが好調だった国内販売が収益を牽引した。円安効果もあって、北米・欧州も収益を拡大。為替差益の発生も利益を押し上げた。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の155億円→187億円に20.6%上方修正。増益率が35.4%増→63.3%増に拡大し、一気に6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。通期業績の上振れに伴い、年間配当を16円→18円(前期は12円)に増額修正したことや、前日終値ベースの予想PERが16.1倍→12.7倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■日本農薬 <4997> 1,221円  +116 (+10.5%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 野村証券が29日付で投資判断を「中立→買い」に引き上げ、目標株価を790円→1500円に増額したことが買い材料視された。

■三井製糖 <2109> 345円  +25 (+7.8%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 30日付の朝刊で「上期経常益は6割増の40億円の模様」と一部報じられたことが買い材料視された。

■能美防災 <6744> 959円  +61 (+6.8%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 29日に業績修正を発表。「上期経常を85%上方修正」が好感された。
 能美防災 <6744> が10月29日大引け後(15:00)に業績修正を発表。14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の10億円→18.5億円(前年同期は7.3億円)に85.0%上方修正し、増益率が35.3%増→2.5倍に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒能美防災の詳しい業績推移表を見る

■オムロン <6645> 3,830円  +220 (+6.1%)   本日終値
 シティグループ証券が29日付で投資判断「1」と目標株価4200円を継続したことが買い材料視された。
 29日に決算を発表。「今期税引き前を10%上方修正、未定だった配当は13円増配」が好感された。
 オムロン <6645> が10月29日大引け後(15:20)に決算(米国会計基準)を発表。14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比74.4%増の300億円に拡大し、従来予想の220億円を上回って着地。業績好調に伴い、従来未定としていた年間配当は50円(前期は37円)実施する方針とした。
  ⇒⇒オムロンの詳しい業績推移表を見る

■大日本住友製薬 <4506> 1,357円  +61 (+4.7%)   本日終値
 大日本住友 <4506> が大幅反発。日経新聞が30日付で「大日本住友製薬がiPS細胞を使う再生医療の実用化研究に乗り出す」と報じたことが買い材料視された。報道によると、「理化学研究所(神戸市)が研究している、目の難病治療に使う細胞の量産技術確立を目指す」という。早ければ18年にも医薬品としての承認を国に申請する方針で、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■戸田建設 <1860> 361円  +16 (+4.6%)   本日終値
 29日、戸田建 <1860> が14年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の2.4億円の黒字→66億円の黒字(前年同期は136億円の赤字)に28倍上方修正したことが買い材料。手持ち工事が想定より進み、売上が計画を上回ったことが寄与した。工事利益率が急改善したことも利益を大きく押し上げた。労務費などコスト上昇による工事利益率の改善幅の鈍化を見込み、通期の同損益は従来予想の46億円の黒字→60億円の黒字(前期は455億円の赤字)と30.4%の上方修正にとどめたが、上期ですでに通期を1割超過しているとあって一段の増額に期待する買いが向かった。

■テイ・エス テック <7313> 3,840円  +95 (+2.5%)   本日終値
 29日、TSテック <7313> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の305億円→370億円(前期は272億円)に21.3%上方修正。増益率が12.1%増→36.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。アジアを中心とした受注台数の増加や円安による収益押し上げ効果が寄与する。コスト抑制も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、年間配当を従来計画の40円→48円(前期は34円)に増額修正したことも買い気を誘った。

■日野自動車 <7205> 1,388円  +33 (+2.4%)   本日終値
 29日、日野自 <7205> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の810億円→960億円に18.5%上方修正。増益率が21.0%増→43.5%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。タイなどアジアでの販売が好調で売上が計画を上回ることが寄与。原価低減や円安による採算改善も利益を押し上げる。業績好調に伴い、年間配当を30円→36円(前期は23円)に増額修正したことや、前日終値ベースの予想PERが13.0倍→10.8倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

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