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【市況】《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!


【小幅高となる】米国株高、円安を好感か=フィスコ伊藤 正雄
29日の米国株式は上昇。主要企業決算が好感されたほか、FOMC(連邦公開市場委員会)で量的緩和が継続されるとの思惑も広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や電気通信サービスが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や不動産が下落した。

マーケット終了後にビジネス向け交流サイトのリンクトイン(LNKD)は予想を上回る決算を発表したものの、慎重な見通しを示したことで時間外取引では下落して推移している。

CMEの225先物は大証の日中終値より145円高い14485円で取引を終了。NY時間での高値は14500円、安値は14385円、上下のレンジは115円。為替市場では、ドル・円、ユーロ・円ともに上昇して戻ってきた。本日は前日の大幅上昇の反動から上値の重たい展開となりそうだ。本日は米国株高、円安を好感して堅調に推移しそうだ。なお、引けにはTOPIXのリバランスが予定されている。



【小幅高となる】14350-14550円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からの、ギャップ・アップからのスタートとなり、足元で上値を抑えられていた25日線を突破してくる可能性がある。一目均衡表では雲上限がサポートとして機能する格好でリバウンドをみせ、11440円辺りに位置している転換点を捉えてくることになりそうだ。

一方、29日の米国の上昇は、連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和が継続されるとの思惑が広がったことによるものであり、これによる円高・ドル安基調が重しとなる。コマツ<6301>の下方修正に続いて、29日に発表されたファナック<6954>に対する市場の第一印象はネガティブに映る。アドバンテスト<6857>も弱い結果であり、上値を抑える要因になりそうである。25日線を挟んでの14350-14550円のレンジを想定する。



【大幅高となる】引けのTOPIXに注目=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は前日の日中大証比145円高の14485円。為替市場では、ドル・円は98円10銭台、ユーロ・円は134円90銭台とやや円安に推移(日本時間8時45分時点)。外部環境の好転を受けて朝から買い優勢となる公算が大きい。買い一巡後は、本日のFOMCの結果発表が様子見材料とされて14500円レベルでの膠着となろう。ただ、米量的緩和縮小は来年3月とのコンセンサスが固まりつつあるなど市場は緩和継続を織込む格好に。なお、日銀金融政策決定会合が明日開催されるが、市場ではノーサプライズとの見方で指数、為替への思惑は限定的となろう。

本日は取引時間中には目立った売買材料が予定されていないが、引けのTOPIXリバランスには注目が集まっている。規模が今年最大となることから、TOPIX先物は引けにかけて荒い値動きとなりそうだ。市場で2000億円と観測されているファンディング分がTOPIX先物への売り需要となろう。225先物がしっかりとした推移となれば、15時ジャストにNT倍率が一気に拡大する場面も見られそうだ。

《MI》

 提供:フィスコ

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