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【材料】ITM---ターゲティング型広告が好調、創業以来初の配当実施へ


アイティメディア<2148>は29日大引け後に第2四半期(4-9月)業績を発表。売上高が前年同期比3.2%減の13.26億円、営業利益は0.85億円(前年同期は0.45億円の営業損失)、四半期純利益は0.55億円(同0.46億円の純損失)だった。10月9日に業績予想を大幅に上方修正しているが、これに沿った着地となった。

メディア分野別では、IT分野が、ビッグデータ関連製品や企業での導入が進むクラウド関連製品などに注目が集まっている。また、ターゲティング型広告が、費用対効果の高い広告手法として需要が増加。前年同期の大型の受託案件の反動はあったが、利益率は大幅に改善している。また、エレクトロニクス分野では、メディア領域拡大による効果から認知度が向上。コンシューマー分野では、景況感の改善に伴いビジネス分野の顧客において広告需要が増加した。

なお、創業以来初の配当として、直近の配当予想のとおり、1株当たり4円の中間配当を実施することを決定。通期については、売上高が前期比3.5%増の30.00億円、営業利益が同72.1%増の3.15億円、純利益が同48.0%増の1.90億円と、10月9日に上方修正した計画を据え置いている。

アイティメディア<2148>は、ソフトバンク<9984>グループのメディア部門の中核を担う企業群のひとつである。自社インターネットサイトを通じて、IT・経済情報を中心にニュースや解説記事を配信するほか、記事投稿・購買支援など双方向型のサイトも運営するなど、インターネットを媒体とした専門メディア。

《FA》

 提供:フィスコ

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