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【経済】アリババのIPO計画:「ロンドンも検討」「香港上場をあらためて模索」…情報が錯綜


中国の電子商取引大手アリババ・グループの新規株式公開(IPO)を巡り、さまざまな情報が錯綜(さくそう)している。香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は22日、アリババが英ロンドン上場も検討していると報道。一方、同じ日の「星島日報」では、断念したとみられていた香港での上場チャンスをあらためて模索していると報じられた。

「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によれば、ロンドンのボリス・ジョンソン市長が先週香港を訪問した際、アリババの幹部と会談を行ったもよう。会談では、アリババのロンドン上場の可能性などについて、話が及んだという。

一方の「星島日報」では、アリババが香港上場に向けた「Bプラン」を検討していると報じた。同社はこれまで、「パートナー」と呼ばれる内部関係者が取締役の大半を指名するという「パートナー制」にこだわっていたが、これを断念し、「パートナー」の中から最高経営責任者(CEO)を選ぶという方針に切り替えることで、香港当局との妥協点を探る考え。

これより先には、ニューヨーク証券取引所とナスダックが、アリババの「パートナー制度」を承認したと中国メディアが伝えており、米国上場の可能性が高まったとみられていた。

《NT》

 提供:フィスコ

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