【通貨】「NY為替」ドル:下落、米9月雇用統計がQE縮小先送り観測強める
ドルは全面安。ドル指数は心理的節目80を割り込み79.28まで下落し、2月以来の安値を
更新した。ユーロ・ドルは、1.3785ドルまで上昇し、年初来高値を更新。ドル・円は、
98円48銭から98円20銭へ反落した。ポンド・ドルは1.6128ドルから1.6228ドルへ上昇
し、3日以来の高値を更新、ドル・スイスは、0.9036フランから0.8946フランまで下落
し、2012年4月以来の安値を更新した。
予想を下振れた米9月雇用統計は連邦準備制度理事会(FRB)が実施している量的緩和第
3弾(QE3)縮小の先送り観測を強めた。米有力債券ファンド運用会社パシフィック・イ
ンベストメント・マネジメント(ピムコ)の最高投資責任者(CIO)であるビル・グロ
ス氏は「FRBは当面QEを縮小しないだろう」との見解で、10年債利回りは現在の水準
2.5%が適正だとした。
《KK》
提供:フィスコ