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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ツガミ、技研製、モルフォ、オンリー

■ツガミ <6101> 465円  -5 (-1.1%)   本日終値
 ツガミ <6101> が3日ぶりに反落。15日前場終了後に自己株式取得の発表並びに今2014年3月期上期及び通期連結業績予想の減額修正を発表した。後場寄り付き直後には自社株買いに注目した買いが先行したものの、その後は、業績の減額修正を嫌気した売りが優勢となったようだ。同社発表によれば、「自社株式取得は、今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため」とし、上限株数は150万株、自己株式を除く発行済み株式総数に対する割合は2.07%、株式取得価額総額は7.5億円だった。一方、上期累計(13年4月~9月)連結業績予想の修正では、連結経常利益は従来予想の17億円から前年同期比72%減の14億円に減額し、通期連結経常利益は同49億円から同40%減の41億円に減額した。上期から投入した新製品の初期原価高が響いたもので、通期業績予想では、第3四半期以降の主要マーケットの市況の回復が若干期待され、加えてタレット旋盤など新製品の売上が寄与してくると思われるとしたが、5月公表の従来予想を減額したという。

■技研製作所 <6289> 636円  +100 (+18.7%) ストップ高    本日終値
 11日、技研製 <6289> [東証2] が決算を発表。13年8月期の連結経常利益は前々期比59.0%増の6.9億円に伸び、従来予想の5.8億円を19.0%上回って着地。続く14年8月期も前期比2.0倍の13.8億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料。今期は防災インフラ再整備が進む中、大型を中心に圧入工事の需要が拡大する。建機販売も伸び、全体で28.8%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比1円増の15円に増配する方針を示したことも買いに拍車を掛けた。

■モルフォ <3653> 4,730円  +690 (+17.1%) 一時ストップ高    本日終値
 11日、モルフォ <3653> [東証M] が13年10月期の連結経常損益を従来予想の400万円の黒字→7500万円の黒字(前期は4億7200万円の赤字)に19倍上方修正したことが買い材料。海外携帯端末メーカーからの収益が増加したほか、徹底したコスト管理で費用が減少し、新規事業領域で予定していた費用の一部が先送りとなったことも寄与する。

■SEHI <9478> 216円  +18 (+9.1%)   本日終値
 11日、東証が15日売買分からSEHI <9478> [JQ]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■オンリー <3376> 87,900円  +7,300 (+9.1%)   本日終値
 11日、オンリー <3376> [JQ] が決算を発表。13年8月期の連結経常利益は前々期比20.3%増の11億円で着地。続く14年8月期は9.0%増の12億円を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。既存店の営業強化に加え、新規出店や「オンリー」への業態転換で3.8%増収を見込む。業績好調に伴い、前期配当を2400円→2600円(前々期は2000円)に増額し、今期も2800円に200円増配する方針を示したことも買いに拍車を掛けた。

■アクロディア <3823> 53,800円  +3,900 (+7.8%)   本日終値
 アクロディア <3823> [東証M]が大幅続伸。11日、KLab <3656> のSI事業を譲り受けると発表したことが買い材料視された。同社ではスマートフォン向けコンテンツ管理システムとして「モバイルBaaS」に関する事業を14年8月期の重点プロジェクトとしており、SI事業を譲受することでシナジー効果が見込めると判断した。

■リバーエレテック <6666> 924円  +32 (+3.6%) 一時ストップ高    本日終値
 11日、東証が15日売買分からリバーエレク <6666> [JQ]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■アバント <3836> 2,289円  +70 (+3.2%)   本日終値
 11日、アバント<3836> [JQG]が31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■タナベ経営 <9644> 708円  +12 (+1.7%)   本日終値
 11日、タナベ経営 <9644> [JQ] が14年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.5億円→3億円(前年同期は1.5億円)に96.1%上方修正。従来の横ばい予想から一転して96.1%増益見通しとなったことが買い材料。利益率の高いコンサルタント事業が計画より伸びたほか、販管費の圧縮が利益を押し上げた。

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