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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ユナイテド海、王子HD、楽天、ナノキャリア

■NSユナイテッド海運 <9110> 313円  +32 (+11.4%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 11日、ユナイテド海 <9110> が14年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の26億円の黒字→38億円の黒字(前年同期は13.6億円の赤字)に46.2%上方修正したことが買い材料。上期の上方修正は7月に続き2回目。主力とするばら積み船の市況が大型船型を中心に上昇し、収益を押し上げた。配船効率の向上に取り組んだことも利益を押し上げた。修正した上期予想の通期計画(50億円)に対する進捗率が76%に達しているうえ、市況の上昇基調も続いているだけに、通期上振れを期待する買いが向かった。

■王子ホールディングス <3861> 496円  +29 (+6.2%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 15日付の朝刊で「15年度メドに売電専用発電設備を新増設」と一部報じられたことが買い材料視された。

■楽天 <4755> 1,206円  +68 (+6.0%)   本日終値
 15日付の朝刊で「ブラジルの仮想商店街の店舗を3倍弱に」と一部報じられたことが買い材料視された。

■ナノキャリア <4571> 302,500円  +15,200 (+5.3%)   本日終値
 11日、東証が15日売買分からナノキャリア <4571> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■プレナス <9945> 2,065円  +87 (+4.4%)   本日終値
 11日、プレナス <9945> が決算を発表。14年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益が前年同期比40.3%増の41.9億円に拡大し、従来予想の34億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の76億円→85億円(前期は71.5億円)に11.8%上方修正したことが買い材料。既存店売上高が順調に推移したものの、出店計画の未達などで前回予想に比べ減収となるが、既存店の利益改善と広告宣伝費・配送費のコスト低減などが利益を押し上げる。

■明光ネット <4668> 1,215円  +41 (+3.5%)   本日終値
 11日、明光ネット <4668> が決算を発表。13年8月期の連結経常利益は前々期比0.2%減の37.1億円で着地したが、続く14年8月期は前期比4.4%増の38.8億円に伸び、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は学習塾「明光義塾」のフランチャイズを中心とした新設などで7.8%増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の32円に増配する。また、同時に配当政策を変更し、配当性向を35%程度から段階的に50%に引き上げる方針を示したことや、16年8月期に連結売上高187億円、経常利益45億円を目指す中期計画を発表したことも買いに拍車を掛けた。

■鉄建 <1815> 292円  +4 (+1.4%)   本日終値
 11日、東証が15日売買分から鉄建 <1815> に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■ミサワホーム <1722> 1,595円  +15 (+1.0%)   本日終値
 ミサワホーム <1722> が大幅続伸。日経新聞が12日付で、「ミサワホームの竹中宣雄社長は日本経済新聞の取材に対し、2013年4~9月期の連結純利益が前年同期から約8割増え『50億円を超えそうだ』との見通しを示した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「景況感の改善で高単価の住宅販売が好調。来年4月の消費増税を控えた駆け込み需要も寄与した」という。金利の先高観による需要増加も追い風となったとしており、業績の上振れ見通しを好感した買いが向かった。

■豊田通商 <8015> 2,652円  +15 (+0.6%)   本日終値
 豊田通商 <8015> が5日続伸。日経新聞が12日付で「豊田通商はマレーシアでガラス原料のシリカサンドの生産を始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「シリカサンドの調達先はこれまでオーストラリアのみだったが、採掘や輸送のコストが約半分で済むマレーシアに拠点を確保」としている。割高だったコストを下げて価格競争力を向上させ、同時に安定供給を図ることに期待が高まった。

■栗田工業 <6370> 2,049円  -100 (-4.7%)   本日終値  東証1部 下落率9位
 11日、栗田工 <6370> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の240億円→158億円(前期は220億円)に下方修正し、一転して28.3%減益見通しとなったことが売り材料。国内市場における顧客工場の操業度回復の遅れと、海外市場における電子産業向け装置案件の着工遅れによる大幅な減収と、海外の不採算案件の発生による売上原価率の悪化が響く。同時に、4-9月期(上期)の経常利益も従来予想の102億円→71億円(前年同期は113億円)に下方修正し、減益率が10.0%減→37.4%減に拡大する見通しとなった。

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