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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):FPG、アイオデータ、チタン、ヤマダS×L

■FPG <7148> 1,145円  +69 (+6.4%)   本日終値
 7日、FPG <7148> が13年9月期の連結経常利益を従来予想の14.6億円→19.5億円に32.7%上方修正。増益率が5.5%増→40.1%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。リース事業の組成や好採算の出資金販売が想定より伸びたことが収益を押し上げた。

■アイ・オー・データ機器 <6916> 440円  +17 (+4.0%)   本日終値
 7日、アイオデータ <6916> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の3.05%にあたる40万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8日から14年1月31日まで。

■チタン工業 <4098> 318円  -32 (-9.1%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 7日、東証と日証金がチタン <4098> について8日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■ヤマダS×L <1919> 143円  -10 (-6.5%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 7日、ヤマダS×L <1919> が14年2月期の連結経常損益を従来予想の11.2億円の黒字→3億円の黒字(前期は6.7億円の赤字)に73.2%下方修正したことが売り材料。利益率の低い分譲案件や特殊建築物の構成比が増加したことに加え、原材料の値上がりと為替相場の円安による調達コストの増加、職人不足を背景とする労務費の高騰が響く。同時に、3-8月(上期)の経常損益も従来予想の3.1億円の赤字→7億円の赤字(前年同期は9.3億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

■バイク王&カンパニー <3377> 300円  -17 (-5.4%)   本日終値
 7日、バイク王 <3377> [東証2]がバイク買取事業の月次速報を発表。9月の販売台数が前年同月比21.6%減と大きく減少したことが嫌気された。販売台数が20%超の減少となったのは12年7月(同20.7%減)以来。同日発表した13年11月期第3四半期累計(12年12月-13年8月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の2億6700万円に急拡大し、通期計画の2億2400万円に対する進捗率が119.2%とすでに上回る好決算となったものの、本日の市場では足元の販売状況への懸念が上回った格好となった。

■メルコホールディングス <6676> 1,306円  -64 (-4.7%)   本日終値  東証1部 下落率9位
 7日、メルコ <6676> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の34億円→26億円(前期は25.3億円)に23.5%下方修正したことが売り材料。パソコンや薄型テレビの需要減による周辺機器市場の縮小に加え、利益率の高いネットワーク型ストレージの海外での拡販が遅れ、売り上げが想定を下回ることが響く。同時に、4-9月(上期)の経常利益も従来予想の11億円→9億円(前年同期は13.3億円)に18.2%下方修正した。

■三菱重工業 <7011> 555円  +15 (+2.8%)   本日終値
 8日付の朝刊で「石炭火力の排ガス水銀を低コスト除去」と一部報じられたことが買い材料視された。

■IHI <7013> 382円  +10 (+2.7%)   本日終値
 8日付の朝刊で「火力用低品位炭の乾燥新技術を実証」と一部報じられたことが買い材料視された。

■富士重工業 <7270> 2,732円  +60 (+2.3%)   本日終値
 8日付の朝刊で「トヨタとHV車を開発、17年にも販売」と一部報じられたことが買い材料視された。

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