【材料】スクリーニング分析:GPIFへの組み入れが期待される新興市場銘柄
■政府は成長企業に重点的に投資するよう検討へ
政府は公的年金の運用成績を高めるため、運用資金約120兆円のうち約6割を占める国内債券への依存を見直し、2014年度にも株式運用を拡大するほか国内外のインフラファンドやプライベートエクイティ(未公開株式)など新しい資産に投資する方向で検討に入ったと報道されている。現在、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、国民年金と厚生年金の積立金の運用を担当しており、国内株式には12%を投資している。が、うち8割は運用安定のためTOPIXと連動して運用しており、必ずしも運用成績が高いとはいえず、成長企業の株式に重点的に投資するもよう。
新しい方針では、ROEの高い銘柄を対象に、経営の健全性や市場での取引量も加味して、東証1部、2部、マザーズ、JASDAQの約3400銘柄の中から約500銘柄を選ぶとしている。同方針に沿って、今後の新興市場においてGPIFへの組み入れが期待される銘柄をスクリーニングした。
スクリーニング要件は、市場がマザーズまたはJASDAQ、時価総額が100億円以上、売買代金25日平均が1億円以上、実績ROEは欧米主要企業の平均14~16%を意識して15%以上とした。
■GPIFへの組み入れが期待される新興市場銘柄
<3765>ガンホー・オンライン・エンターテイメント
<8909>シノケングループ
<3664>モブキャスト
<3667>enish
<4842>USEN
<1873>東日本ハウス
<6072>地盤ネット
<3668>コロプラ
<2362>夢真ホールディングス
<6256>ニューフレアテクノロジー
<3665>エニグモ
<2461>ファンコミュニケーションズ
<7707>プレシジョン・システム・サイエンス
<3658>イーブックイニシアティブジャパン
<1407>ウエストホールディングス
<2782>セリア
<4751>サイバーエージェント
<3773>アドバンスト・メディア
<6425>ユニバーサルエンターテインメント
<2931>ユーグレナ
<3854>アイル
<3182>オイシックス
《KO》
提供:フィスコ