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【材料】ヤフーが急反落、eコマース事業の出店無料化による収益悪化を懸念

 7日、ヤフー <4689> がネット通販サイト「ヤフー!ショッピング」とオークションサイト「ヤフオク!」の出店料などを無料にすると発表したことを受け、収益悪化を懸念する売りが殺到した。

 「ヤフー!ショッピング」は従来、出店の初期費用2万1000円・月額費用2万5000円を無料にするほか、従来1.7%~6.0%の売上ロイヤリティーも無料にする。「ヤフオク!」も月額1万8900円の出店料を無料にする。ロイヤリティーは従来と同じ5.25%。7日16時から適用した。収益を下押す要因となるが、出店者によるヤフーに載せる広告の増加で補うことを目指す。

 この発表を受け、ネット通販大手の楽天 <4755> [JQ]やブランド品のネット通販のスタートトゥ <3092> に競争激化による収益悪化を懸念する売りが殺到し、急落した。

 一方、ネット通販サイトなどの広告価値の向上や需要拡大が期待され、Vコマース <2491> やセプテニHD <4293> [JQ]、サイバー <4751> [東証M]などネット広告関連株が買われた。宅配便の需要拡大期待からヤマトHD <9064> も大幅高となった。オークション出品の商品比較サイトを運営するオークファン <3674> [東証M]も急反発した。
(「株探」編集部)

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