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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):東芝プラ、DIC、ユニオンツル、プレサンス

■東芝プラントシステム <1983> 1,667円  +123 (+8.0%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 JPモルガン証が4日付で東芝プラ <1983> の投資判断を「ニュートラル(中立)→オーバーウエイト(強気)」に引き上げ、目標株価を1300円→1850円に増額したことが買い材料視された。国内外における電力投資拡大や原発の再稼働への期待に加え、リニア建設投資といったテーマ性を有していることを高く評価している。

■DIC <4631> 268円  +8 (+3.1%)   本日終値
 4日後場、DIC <4631> が13年12月期(9ヵ月の変則決算)の連結最終利益を従来予想の180億円→244億円に35.6%上方修正したことが本日になって買い材料視された。自社で保有する美術館で展示していた現代美術の絵画を売却し、譲渡益から税金などを差し引いた金額を計上する。資産売却による財務体質の強化を好感した買いが向かった。

■ユニオンツール <6278> 2,089円  +44 (+2.2%)   本日終値
 4日、ユニオンツル <6278> が決算を発表。13年11月期第3四半期累計(12年12月-13年8月)の連結経常利益が前年同期比77.2%増の17.3億円に拡大して着地したことが買い材料。付加価値の高い新製品や原価低減、円安効果で収益が向上した。円安による為替差益の計上も利益を押し上げた。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.46%にあたる50万株(金額で13億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7日から14年3月31日まで。

■プレサンス <3254> 3,135円  +40 (+1.3%)   本日終値
 4日、プレサンス <3254> [東証2] が14年3月期の連結最終利益を従来予想の56.8億円→60.9億円に7.2%上方修正。増益率が6.2%増→13.9%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。同日に発表した筆頭株主の同社社長による最大で187万株の同社株式の売り出しに伴い、留保金課税の対象企業から外れ、税金負担が減少することが上振れの主因。同時に、東証市場1部に29日付で指定替えになると発表。それに伴い、東証1部指定の記念配当を実施する形で、期末一括配当を40円→50円(前期は35円)に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■ビックカメラ <3048> 44,950円  +200 (+0.5%)   本日終値
 ビックカメラ <3048> が5日ぶりに反発。日経新聞が5日付で「ビックカメラの2013年8月期の連結営業利益は120億円強と、前の期のほぼ3倍になったようだ。従来予想は90億円だった」と報じたことが買い材料視された。報道によると「11年の地上デジタル放送への完全移行後に始まった薄型テレビの販売不振がようやく底入れ。前の期に買収したコジマとの共同仕入れで購買力を高めた効果も出て、採算が想定以上に改善した」という。競争激化で携帯電話が苦戦したものの、来春の消費税引き上げを前に白物家電への駆け込み需要が寄与。夏の猛暑でエアコンの販売が伸び、白物家電の構成比が高い傘下のコジマ <7513> が回復した。

■不二越 <6474> 451円  -60 (-11.7%)   本日終値  東証1部 下落率4位
 4日、不二越 <6474> が決算を発表。13年11月期第3四半期累計(12年12月-13年8月)の連結最終利益が前年同期比9.8%減の34億円で着地したことが嫌気された。工具メーカー向けに特殊鋼の販売が振るわなかったうえに、販売価格の下落による産業ロボットの利益率低下や操業度の悪化が響いた。また、ベアリングカルテルで課徴金5.09億円を上期に特別損失として計上したことも利益を押し下げた。

■日本航空電子工業 <6807> 972円  -127 (-11.6%)   本日終値  東証1部 下落率5位
 4日、航空電子 <6807> が防衛省から13年10月4日~14年7月3日まで9ヵ月間の指名停止措置にするとの通知を受けたと発表したことが嫌気された。同社の航空機事業部の原価集計に関して防衛省からの問い合わせを受け、社内調査の結果、作業時間を過大に計上していたと判明したための措置で、業績への影響は現時点で不明としているが指名停止による業績悪化が懸念された。

■リソー教育 <4714> 663円  -51 (-7.1%)   本日終値
 4日に業績修正を発表。「上期経常を一転50%減益に下方修正、通期も減額」が嫌気された。
 リソー教育 <4714> が10月4日大引け後(16:00)に業績修正を発表。14年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益を従来予想の11.3億円→4.6億円(前年同期は9.3億円)に58.6%下方修正し、一転して50.0%減益見通しとなった。
  ⇒⇒リソー教育の詳しい業績推移表を見る

■ジェイアイエヌ <3046> 3,400円  -40 (-1.2%)   本日終値
 4日、JIN <3046> が月次売上状況を発表。9月の既存店売上高(速報)が前年同月比18.6%減となったことが嫌気された。昨年9月はパソコン用メガネ「JINS PC」の販売が好調で大幅な伸びを示していたが、その反動が要因。ただ、今春に全面リニューアルした「JINS CLASSIC」シリーズの秋・冬モデルが9月6日に発売となり、売上は好調だという。

■モブキャスト <3664> 1,931円  +391 (+25.4%) 一時ストップ高    本日終値
 モブキャス <3664> [東証M]が急反騰。日経新聞が6日付で「スマートフォン(スマホ)向けゲームを手掛けるモブキャストは、今後1年で韓国市場に新作ゲーム50本を投入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると、自社の配信基盤を使い、他社製も含めゲームタイトル数を現在のサッカーゲーム1本から大幅に拡充する。成長が続く韓国スマホゲーム市場で、会員数を現在の35万人→100万人に増やす方針としており、ユーザーの取り込みによる業績拡大に期待する買いが向かった。

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