市場ニュース

戻る
 

【市況】(香港)住宅価格は来年に20%下落の可能性も=市場の見方


クレディ・スイス(CS)のエコノミスト、陶冬氏は3日、香港の住宅価格が来年に15-20%下落する可能性があるとの見通しを示した。米金利の先高感や中国の信用引き締めが価格下落のきっかけになるとみている。複数メディアが4日伝えた。

陶氏の見解では、香港の住宅市場は現在、「取引は減少しているが、価格は下落していない」という第1段階に位置している。来年下期には「取引も価格も落ち込む」という第2段階に入る見通し。この第2段階に入るきっかけになるのが、米国や中国の金融政策だとしている。

ただ、価格の下落幅はアジア通貨危機に見舞われた1997年に比べれば、穏やかなものに収まるとの見方だ。具体的な下落幅としては、15-20%程度を見込んでいる。

《NT》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均