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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):タカラバイオ、しまむら、ぐるなび、日精工

■タカラバイオ <4974> 2,538円  +168 (+7.1%)   本日終値
 9月30日、タカラバイオ <4974> [東証M]がiPSアカデミアジャパンと、京都大学山中伸弥教授らが発明した新たなiPS細胞作製方法に関する特許実施許諾契約を9月30日付で締結し、同特許の全世界商用ライセンスを取得したと発表したことが買い材料。同契約により、既存のiPS細胞作製方法より安全性の高い、プラスミドベクターを用いたiPS細胞作製受託サービスの提供や研究用試薬の販売が可能になる。新製法は従来のレトロウイルスベクターを用いたiPS細胞作製方法で課題だった染色体への遺伝子挿入が起こりにくく、より高い安全性が求められる臨床利用を前提とした再生・細胞医療研究において、より再生医療に適した方法として期待される。

■しまむら <8227> 10,400円  +630 (+6.5%)   本日終値
 30日に決算を発表。「6-8月期(2Q)経常は9%増益、今期配当を10円増額修正」が好感された。
 しまむら <8227> が9月30日大引け後(15:00)に決算を発表。14年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比2.4%増の231億円となった。同時に、今期の年間配当を従来計画の150円→160円(前期は150円)に増額修正した。
  ⇒⇒しまむらの詳しい業績推移表を見る

■ぐるなび <2440> 1,874円  +93 (+5.2%)   本日終値
 1日付の朝刊で「ヤフーが同社などと連携、飲食店3500店を対象にネット予約事業を開始」と一部報じられたことが買い材料視された。

■日本精工 <6471> 1,034円  +33 (+3.3%)   本日終値
 9月30日、日精工 <6471> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の460億円→550億円(前期は303億円)に19.6%上方修正し、増益率が51.8%増→81.5%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。国内、海外ともに、自動車向けを中心に需要が回復基調であり、為替レートの円安も寄与する。業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の6円→7円に増額し、下期配当も従来計画の6円→7円に増額修正し、年間配当は14円(前期は11円)となることも支援材料となった。

■アダストリア <2685> 4,450円  -220 (-4.7%)   本日終値
 アダストリアホールディングス(旧ポイント) <2685> が大幅続落。9月30日大引け後(15:00)に決算を発表。14年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結最終利益は前年同期比3.6%減の20.9億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の61億円→49億円(前期は55億円)に19.7%下方修正し、一転して11.0%減益見通しとなったことが失望売りを誘ったようだ。9月に持ち株会社に移行したことで、経営統合した衣料品の企画・製造会社ののれん償却費が発生する。積極出店によって減価償却費も膨らむ。ただ、連結売上高は従来予想を239億円上回り、30%増の1579億円となる見通し。

■やまねメディカル <2144> 370円  +80 (+27.6%) ストップ高    本日終値
 9月30日、やまねメディ <2144> [JQG]が14年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の5000万円→1億6100万円(前年同期は2400万円)に3.2倍上方修正し、増益率が2.1倍→6.7倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。コスト管理の徹底と生産性向上に集中的に取り込んだことが寄与した。第2四半期累計(4-9月)ですでに通期計画を超過していることから、業績の上振れに期待した買いが集まった。

■共和レザー <3553> 401円  +80 (+24.9%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 9月30日、共和レ <3553> が14年3月期の連結経常利益を3億円→11.5億円に3.8倍上方修正。従来の0.7%減益予想から一転して3.8倍増益見通しとなったことが好感された。レザーなど自動車内装用や産業資材用が好調で、売上が計画を8.2%上回ることが寄与する。前日終値ベースの予想PERが39.3倍→8.3倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車をかけた。同時には発表した4-9月期(上期)の経常損益も従来予想の2.5億円の赤字→6億円の黒字(前年同期は0.1億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。


■ダイヤモンドダイニング <3073> 2,296円  +400 (+21.1%) ストップ高    本日終値
 9月30日、Dダイニング <3073> [JQ]が決算を発表。14年2月期の連結最終利益を従来予想の1億7400万円→2億円(前期は7700万円)に14.9%上方修正し、増益率が2.3倍→2.6倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。

■ピクセラ <6731> 165円  +22 (+15.4%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率5位
 9月30日、ピクセラ <6731> が同社社長の藤岡浩氏より、融資の一部である1億4400万円の債務免除の申し出があり、これを受諾し、同額の債務免除益を特別利益として13年9月期に計上すると発表したことが買い材料視された。同社はテレビなどのホームAV事業やパソコン関連事業の不振などから13年9月期第3四半期(4-6月)に1億8300万円の債務超過に陥っており、債務免除による債務超過の解消に期待する買いが向かった。

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