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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オープンH、クラリオン、西尾レント、航空電子

■オープンハウス <3288> 2,575円  +330 (+14.7%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 オープンH <3288> が急伸。日経新聞が21日付で「戸建て・マンション分譲中堅のオープンハウスは2014年9月期の戸建て住宅の販売戸数を13年9月期見通し比2割増の合計1200戸に引き上げる」と報じたことが買い材料視された。報道によると、20日に東証1部に上場した同社は調達する約90億円の資金を用地取得などに充当する。また、投資用中古マンションの販売額も2倍に拡大するという。報道を受けて、戸建て住宅の拡販によるシェア拡大や業績への貢献に期待する買いが向かった。

■クラリオン <6796> 131円  +8 (+6.5%)   本日終値
 24日付の朝刊で「医療関連に参入。服薬管理に音声案内」と一部報じられたことが買い材料視された。

■西尾レントオール <9699> 2,839円  +117 (+4.3%)   本日終値
 20日、西尾レント <9699> が業績・配当修正を発表。13年9月期の連結経常利益を82.7億円→95億円に14.8%上方修正。増益率が36.4%増→56.7%増に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。活発な震災の復興工事や防災など公共工事を背景に、建機などのレンタルが想定以上に伸びる。稼働率向上による採算改善も利益を押し上げる。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前期は15円)に大幅増額修正したことも買いに拍車をかけた。

■日本航空電子工業 <6807> 1,158円  +38 (+3.4%)   本日終値
 航空電子 <6807> など米アップル関連銘柄が高い。23日にアップルが20日より発売を開始した新型スマートフォン「iPhone 5s」「iPhone 5c」について、販売台数が900万台を超えたと発表したことが買い材料視された。発売後3日間の販売台数としてはこれまでの機種と比べて過去最高といい、好調な滑り出しとなった。「iPhone 5s」「iPhone 5c」の販売が伸びれば部品や技術を提供している日本企業にもその恩恵を享受できるとの期待から、本日は村田製 <6981> 、エプソン <6724> 、フォスター <6794> 、日東電 <6988> などのアップル関連銘柄に買いが向かった。

■日本特殊陶業 <5334> 2,169円  +9 (+0.4%)   本日終値
 23日、特殊陶 <5334> が14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の165億円→240億円(前年同期は93.3億円)に45.5%上方修正したことが買い材料。為替相場が当初の想定レートより円安に推移していることが利益を押し上げる。なお、通期の経常利益については、現在、精査中で10月30日の第2四半期決算発表時に公表する予定。

■日本オラクル <4716> 3,785円  -215 (-5.4%)   本日終値  東証1部 下落率4位
 20日に決算を発表。「6-8月期(1Q)経常は5%減益で着地」が嫌気された。
 日本オラクル <4716> が9月20日大引け後(15:00)に決算を発表。14年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.6%減の93.5億円に減り、通期計画の469億円に対する進捗率は19.9%となり、5年平均の21.6%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒日本オラクルの詳しい業績推移表を見る

■NECフィールディング <2322> 1,196円  -65 (-5.2%)   本日終値  東証1部 下落率7位
 20日、NECフィル <2322> が14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の37億円→12億円(前年同期は29.8億円)に67.6%下方修正し、一転して59.8%の減益見通しとなったことが嫌気された。IT投資に慎重な企業が多いことや競合他社との競争激化などが響く。また、利益率の悪化や一時的な費用増加も利益を圧迫する。通期の業績見通しは従来計画の85億円を据え置いたが、下振れリスクを警戒した売りが殺到した。

■三井住友建設 <1821> 129円  -4 (-3.0%)   本日終値
 20日、東証と日証金が三井住友建設 <1821> について24日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■ラサ工業 <4022> 195円  +50 (+34.5%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 ラサ工 <4022> が続急騰。日刊工業新聞が24日付で「ラサ工業は放射性物質で汚染された土壌から汚染濃度が高い土砂分を分離・回収する装置『グラインドウォッシャー』を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると、汚染土壌を1時間当たり50立方メートル処理が可能で、砂利や土壌の洗浄、サイズの異なる粒子の分離、ゴミの除去の3工程を集約した装置は他に例がないという。福島第1原発事故を背景に高まる汚染土壌の除染需要の取り込みに期待する買いが殺到した。

■東京一番フーズ <3067> 28,600円  +5,000 (+21.2%) ストップ高    本日終値
 東京一番 <3067> [東証M]が5000円ストップ高。日経新聞が24日付で「フグ料理店『とらふぐ亭』を首都圏で展開する東京一番フーズは自社の養殖施設で育てたクロマグロを出荷する」と報じたことが買い材料視された。報道によると、子会社が運営する長崎県の養殖施設で育てたクロマグロを29日に初出荷する。今後、自社店舗のほか回転ずしなど外食チェーンにも販売。13年に約700匹(28-30トン)を出荷し、初年度に約1億円の売り上げを見込むという。

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