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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):熊谷組、丸三、カーバイド、ヤマハ発

■熊谷組 <1861> 202円  +50 (+32.9%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 大型土木で実績を持つ熊谷組 <1861> や飛島建 <1805>など建設株が高い。18日、JR東海 <9022> が27年に東京-名古屋間での開業を目指すリニア中央新幹線の詳細なルートと駅の位置を公表。総工費が9兆円に上る大プロジェクトが実現に向けて始動したことを受け、トンネルなど土木工事に強い建設会社に特需を期待する買いが向かった。地滑り対策工事に強い基礎工事大手の日基技 <1914> 、九州新幹線のトンネル工事などを手掛けた安藤ハザマ <1719> 、鉄道施設で施工実績を有する銭高組 <1811> などに買いが向かった。

■丸三証券 <8613> 882円  +150 (+20.5%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率4位
 18日、丸三 <8613> が従来未定としていた14年3月期の上期配当を30円(前年同期は2.5円)実施すると発表したことが買い材料。株式市場の活況を背景とした業績好調を踏まえ、大幅増配に踏み切る。上期配当だけで、配当利回りが4.1%と高水準に達した。期末配当は引き続き未定としたが、前期の年間配当13.5円を大幅に上回る上期配当を実施するだけに、年間配当の大幅増配に対する期待が高まった。同時に、発行済み株式数の2.88%にあたる200万株の自社株を27日に消却すると発表したことも、株主還元を好感する買いに拍車を掛けた。

■日本カーバイド工業 <4064> 402円  +50 (+14.2%)   本日終値
 18日、東証が19日売買分からカーバイド <4064> に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■ヤマハ発動機 <7272> 1,496円  +106 (+7.6%)   本日終値
 19日付の朝刊で「国内二輪4社、20年に100万台超目標」と一部報じられたことが買い材料視された。

■新日鐵住金 <5401> 349円  +19 (+5.8%)   本日終値
 19日付の朝刊で「今期に有利子負債を1200億円超削減」と一部報じられたことが買い材料視された。

■セガサミー <6460> 2,862円  +147 (+5.4%)   本日終値
 19日付の朝刊で「インデックスを買収、スマホゲームに活路」と一部報じられたことが買い材料視された。

■JFE <5411> 2,740円  +138 (+5.3%)   本日終値
 19日付の朝刊で「JFEエンジが工場排ガスで野菜効率生産」と一部報じられたことが買い材料視された。

■ポーラHD <4927> 3,560円  +175 (+5.2%)   本日終値
 バークレイズ証券が18日付で投資判断を新規に「強気」、目標株価を4000円に設定したことが買い材料視された。

■ニトリホールディングス <9843> 9,310円  +250 (+2.8%)   本日終値
 ニトリHD <9843> が続伸。2日ぶりに年初来高値を更新し権利落ち分修正後では過去最高値を更新した。米国時間18日に米連邦準備理事会(FRB)が市場予想に反し量的金融緩和の縮小を見送ったことを受け、NY為替市場で円が対ドルで97-98円と急反発し、東京外為市場でも98円台前半と3日続伸していることが材料視された。同社は家具・インテリア販売チェーン大手、開発輸入品が主力であり円高は競争優位となり、収益面で追い風となることが好感されている。

■日本農薬 <4997> 1,157円  +4 (+0.4%)   本日終値
 18日、日農薬 <4997> が13年9月期の連結経常利益を従来予想の54億円→71億円に31.5%上方修正。増益率が38.5%増→82.1%増に拡大し、従来の2期連続での最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。米州、アジア地域を中心に海外農薬販売が想定以上に好調で売上が計画を上回ることが寄与する。円安による収益押し上げ効果も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、年間配当を9円→13円(前期は9円)に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

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