【経済】中国:アリババがフェイスブック幹部を引き抜き、米IPOを視野に
中国の電子商取引大手アリババ・グループが、米フェイスブックの幹部を引き抜いたもようだ。米国市場での新規株式公開(IPO)を視野に入れたものだと指摘されている。
香港メディアによると、フェイスブックのIR責任者、アシュレー・ザンディー氏は今月末に同社を辞職する予定で、10月にはアリババの海外事業ディレクターに就任するという。アリババの広報担当者は、米国におけるIR事業の改善が期待されるとし、ザンディー氏を歓迎すると述べている。
ザンディー氏は昨年4月にフェイスブックに入社し、同社はその後5月にナスダック上場を果たした。一部メディアでは、IRの責任者として上場準備にかかわった経験をアリババが評価した人事だとし、米国上場を想定したものと分析している。
なお、アリババはIPOに向けた準備を進めており、上場先の候補には香港と米国が上がっている。
《NT》
提供:フィスコ