市場ニュース

戻る
 

【経済】気がつかないうちに「韓国産ビール」急増


ビール大手5社が11日に発表した8月のビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)出荷量は、前年同月比2.8%減で2カ月ぶりの前年割れとなり、8月の出荷量としては1992年の調査開始以来最低となった。
そんな中、韓国産のビール類の輸入が急増し、輸入量は10年前の約14倍増え、輸入されるビール類の7割超のシェアを占めるまでに至っているという。
これは、国内の大手スーパーで、低価格で人気のプライベートブランド(PB)商品として韓国産を採用するところが増えていることが原因だ。
イオンの「トップバリュ バーリアル」やダイエーの「バーゲンブロー ノイヴェルト」などだ。イオンの「トップバリュ バーリアル」は88円という驚きの低価格設定で、累計販売本数は5億缶を突破している。
しかし、「トップバリュ バーリアル」などのPB商品が韓国産ということはあまり知られておらず、韓国産ビールを消費者が好んで選んでいるとは言い難い。安価なビールを選んだ結果、韓国産ビールを買っていたということなのではないかと思われるが、韓国産ビールに勢いがあることは間違いなさそうだ。

《YU》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均