【経済】取引所FX「くりっく365」、証券各社で手数料無料化相次ぐ
東京金融取引所に上場する取引所FX「くりっく365」で、取引手数料を無料化する取扱会社が相次いでいる。
カブドットコム証券、岡三オンライン証券、GMOクリック証券などに続き、12日には大和証券が10月1日から手数料を無料化すると発表した。いずれも東京金融取引所が9月4日に発表した手数料引下げを目的とする取引振興策を受けた措置。
証券各社では、2014年1月から導入される少額投資非課税制度(NISA)を前に、口座開設者の株式の売買手数料を無料とするなど、顧客獲得競争が激しくなっている。
一方、現物株等に適用されている優遇税制が今年12月末に終了することから、FXに代表されるデリバティブ商品での収益力強化も今後の課題となる。取引所FXでの手数料無料化は、金融商品を選別する個人投資家の動向にも影響を与えそうだ。
《MT》
提供:フィスコ