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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):三井造、DIC、SUMCO、ヒビノ

■三井造船 <7003> 200円  +6 (+3.1%)   本日終値
 三井造 <7003> が反発。日経新聞が7日付で「三井造船は欧州で建築廃材などを燃料とするバイオマス(生物資源)発電事業に参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「総事業費は240億円。太陽光発電と比べて発電コストが約半分のバイオマス発電は日本が強みを持つ環境技術。建設だけでなく売電も手がけて運営ノウハウを蓄積し、新興国などでの受注を優位に進める考えだ」という。同社では現在年間80億円の発電事業による売上高を5年後には200億円に拡大を目指しており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■DIC <4631> 260円  +3 (+1.2%)   本日終値
 DIC <4631> が4日ぶりに反発。日経新聞が8日付で「DICは自動車部品の軽量化素材として使われる高機能樹脂『ポリフェニレンサルファイド(PPS)』を海外で増産する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「マレーシアなどの生産拠点に合計100億円程度を投資して、世界全体の生産能力を2割引き上げる」という。同社では高機能樹脂PPSで世界シェアの約3割を狙うとしており、収益拡大を期待した買いが向かった。

■SUMCO <3436> 734円  -149 (-16.9%) 一時ストップ安    本日終値  東証1部 下落率トップ
 6日、SUMCO <3436> が13年12月期(11ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の160億円→50億円に68.8%下方修正したことが売り材料。年末にかけてスマートフォン用半導体生産が調整局面を迎え、シリコンウエハー出荷が減少したことに加え、1ドル=約83円で為替予約を実施していたため、円安が進み為替差損が膨らんだことも利益を圧迫する。同時に発表した13年12月期第2四半期累計(2-7月)の経常利益も前年同期比29.4%減の37.4億円に減り、従来予想の50億円を下回って着地したことも売りに拍車を掛けた。

■ヒビノ <2469> 1,389円  +300 (+27.6%) ストップ高    本日終値
 映像・音響設備のヒビノ <2469> [JQ]、大手総合建設の大成建 <1801> 、競技用シューズ最大手のアシックス <7936> 首都高速道の補修・整備で特需が期待されるコンクリート橋梁大手のPS三菱 <1871> 、警備大手のALSOK <2331> 、宿泊予約サイトの一休 <2450> 、土地持ち企業で東京都が筆頭株主の東競馬 <9672> など東京オリンピック関連株が軒並み高。日本時間で8日早朝、2020年夏季五輪の開催都市に東京が決定したことを受け、関連株に特需を期待する買いが向かった。東京での開催は1964年以来、56年ぶり2回目。福島第1原子力発電所の汚染水問題を背景に、東京招致に対する不透明感が広がり、6日の株式市場では関連株への売りが広がっていただけに、正式決定を受けて半ばサプライズを伴って買いが優勢となった。このほか、ショーボンド <1414> 、鹿島 <1812> 、太平洋セメ <5233> 、横河ブHD <5911> 、ヒマラヤ <7514> 、ミズノ <8022> 、デサント <8114> 、ゼビオ <8281> 、三井不 <8801> 、東急不 <8815> 、帝ホテル <9708> [東証2]など幅広い銘柄が上昇。

■アイル <3854> 2,399円  +400 (+20.0%) ストップ高    本日終値
 6日に決算を発表。「今期経常は33%増で2期連続最高益更新へ」が好感された。
 アイル <3854> [JQG] が9月6日大引け後(15:10)に決算を発表。13年7月期の連結経常利益は前の期比26.4%増の3.1億円に伸び、14年7月期も前期比32.8%増の4.1億円に拡大を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、5期連続増益になる。
  ⇒⇒アイルの詳しい業績推移表を見る

■シノケングループ <8909> 2,155円  +180 (+9.1%)   本日終値
 6日、シノケンG <8909> [JQ] が13年12月期の連結経常利益を従来予想の17.5億円→25億円に42.9%上方修正。増益率が9.2%増→56.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。アパートやマンションの販売が想定より伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが11.5倍→8.6倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■シュッピン <3179> 1,138円  +88 (+8.4%)   本日終値
 シュッピン <3179> [東証M]が大幅反発。日経新聞が7日付で「シュッピンの2013年4~9月期単独営業利益は前年同期から6割程度増えて2億5000万円強になるもようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると、「従来予想は27%増の2億0200万円。運営するウェブサイトの会員数が1割程度増えて採算が高まる」という。仕入れる機種や量が増え、中古カメラの売上増が寄与するとしており、業績好調報道を好感した買いが向かった。

■アドバンスト・メディア <3773> 114,500円  +1,700 (+1.5%)   本日終値
 6日、AMI <3773> [東証M]が9月30日現在の株主を対象に1→100の株式分割を実施し、同時に100株の単元株制度を採用すると発表したことが買い材料。最低投資金額は変わらないものの、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■長谷工コーポレーション <1808> 126円  +5 (+4.1%)   本日終値
 9日付の朝刊で「マンション修繕工事で最長7年保証」と一部報じられたことが買い材料視された。

■新日鐵住金 <5401> 328円  +12 (+3.8%)   本日終値
 9日付の朝刊で「ステンレスなど厚板生産を子会社集約」と一部報じられたことが買い材料視された。

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