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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ユーグレナ、クミアイ化、ベネ・ワン、ひらまつ

■ユーグレナ <2931> 6,710円  +820 (+13.9%)   本日終値
 ユーグレナ <2931> [東証M]が急反発。日刊工業新聞が6日付けで「ユーグレナは食用の微細藻類『ユーグレナ(ミドリムシ)』の増産を視野に、生産設備を刷新する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「沖縄県石垣市の工場に最大で約2億円を投資し、高効率の遠心分離機などを導入。設備管理作業の負荷軽減に加え、エネルギー効率の向上につなげる」という。東アジアを中心とした海外展開などに向けた増産体制の構築を目指すとしており、量産化による収益拡大を期待した買いが向かった。

■クミアイ化学工業 <4996> 670円  +50 (+8.1%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 5日、クミアイ化 <4996> が決算を発表。13年10月期第3四半期累計(12年11月-13年7月)の連結経常利益が前年同期比60.6%増の33.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。国内では園芸用殺菌剤の新製品が好調だったほか、海外では畑作用除草剤の販売が大きく伸びたことで、18.4%の大幅増収を達成した。円安による収益押し上げ効果も増益に貢献した。閑散期である5-7月期の経常損益が1.2億円の黒字と開示されている04年5-7月以降で初めて黒字を達成したうえ、通期計画の30億円をすでに10.7%上回っており、通期上振れを期待する買いも向かった。

■ベネフィット・ワン <2412> 175,400円  +6,100 (+3.6%)   本日終値
 5日、ベネ・ワン <2412> [東証2]が9月30日現在の株主を対象に1→200の株式分割を実施し、同時に100株の単元株制度を採用すると発表。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ひらまつ <2764> 681円  +21 (+3.2%)   本日終値
 5日、ひらまつ <2764> が発行済み株式数(自社株を除く)の5.04%にあたる200万株(金額で13億2000万円)を上限に、6日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNet-3」で自社株買い(買い付け価格は5日終値660円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■NTTドコモ <9437> 160,500円  +900 (+0.6%)   本日終値
 NTTドコモ <9437> が反発。日経新聞が6日付で「NTTドコモが米アップルのスマートフォン(スマホ)『iPhone(アイフォーン)』を発売する見通しとなった」と報じたことが買い材料視視された。報道によると「今秋にも新モデルの販売を始める。販売ノルマなどの条件面で両社が折り合い、細部の詰めに入った」という。iPhone発売によりドコモの顧客流出の歯止めに期待する買いが向かった。

■パラカ <4809> 158,900円  +15,900 (+11.1%)   本日終値
 5日、東証がパラカ <4809> [東証M]を12日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■クロスキャット <2307> 285円  +18 (+6.7%) 一時ストップ高    本日終値
 5日、クロスキャト <2307> [JQ]が、7月1日付けで単元株式数を1000株→100株に変更したことに伴い、株主優待制度の変更を発表したことが買い材料。従来、1000株所有で1000円分、2000株で2000円、3000株以上で3000円相当のクオカードを贈呈していたものを、100株以上500株未満で500円、500株以上1000株未満で1000円、1000株以上2000株未満で2,000円、2000株以上で3000円相当のクオカード贈呈にそれぞれ変更することとなり、保有株によってはクオカード贈呈が倍増することが好感された。同時に14年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1億1000万円→7500万円(前年同期は1億5000万円)に31.8%下方修正したが悪材料視されなかった。

■小野測器 <6858> 432円  +11 (+2.6%)   本日終値
 5日、小野測器 <6858> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.14%にあたる30万株(金額で1億3800万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6日から12月20日まで。

■サイバネットシステム <4312> 33,250円  +250 (+0.8%)   本日終値
 5日、サイバネット <4312> が9月30日現在の株主を対象に1→100の株式分割を実施し、同時に100株の単元株制度を採用すると発表。最低投資金額は変わらないものの、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■IHI <7013> 396円  -20 (-4.8%)   本日終値
 クレディ・スイス証券が5日付で投資判断を新規に「弱気」、目標株価を350円に設定したことが売り材料視された。

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