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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ベルーナ、クラレ、川崎汽、リケンテクノ

■ベルーナ <9997> 960円  +30 (+3.2%)   本日終値
 2日、ベルーナ <9997> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施し、同時に単元株数を50株→100株に変更すると発表。最低投資金額は変わらないものの、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■クラレ <3405> 1,123円  +35 (+3.2%)   本日終値
 クラレ <3405> が大幅反発。日経産業新聞が3日付で「クラレは2014年度までに、ドイツでポバール樹脂の生産能力を3割増強する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「14年秋には米国の新工場が稼働する予定で、ポバール樹脂の全世界での生産能力は現在の3割増の年29万8000トンとなる」という。ポバール樹脂は自動車のフロントガラス向けに需要拡大が見込まれており、生産能力増強による収益拡大を期待した買いが向かった。

■川崎汽船 <9107> 225円  +4 (+1.8%)   本日終値
 川崎汽 <9107> が大幅反発。日経新聞が3日付で「川崎汽船は国内最大の自動車運搬船をIHIとJFEホールディングスの造船統合会社、ジャパンマリンユナイテッド(東京・港、JMU)などに計4隻発注した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「投資額は計約300億円。自動車運搬船の新造は5年ぶりで、新興国などの車や建設機械の輸送需要を狙う」としている。15年度後半にも完成する予定で輸送力拡大による収益増加に期待した買いが向かった。

■リケンテクノス <4220> 381円  +80 (+26.6%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 リケンテクノ <4220> がストップ高。日経産業新聞が3日付で、「リケンテクノスはスマートフォン(スマホ)などの表面保護向けに、現在主流のカバーガラスと同等の硬度を持ち、重さを10分の1にしたフィルムを開発、サンプル出荷を始めた」と報じたことが買い材料視された。報道によると「自社開発した硬くて軽い樹脂を多層構造にした。新フィルムを使えば携帯端末を軽くできる」という。ガラスよりも割れにくいといった優位性や、価格はガラスの約半分に抑えられる見通しで、大手端末メーカーの採用を期待した買いが向かった。

■エー・ピーカンパニー <3175> 2,330円  +203 (+9.5%)   本日終値
 2日、東証がAPカンパニ <3175> [東証M]を9月25日付で1部もしくは2部に市場変更すると発表したことが買い材料。同時に、既存株主による91万4000株の株式売り出しと、オーバーアロットメントによる売り出し(上限13万7100株)を実施すると発表したが、特に売り材料視されなかった。売り出し株式数は最大で105万1100株と発行済み株式数の14.2%規模。売出価格は10日から13日までのいずれかの日に決定する。

■シーイーシー <9692> 598円  +23 (+4.0%)   本日終値
 シーイーシー <9692> が大幅続伸。日経新聞が3日付で「ソフト開発を手掛けるシーイーシーの2013年2~7月期の連結営業利益は、前年同期比3割弱増えて9億円程度になったようだ。従来予想と比べ1億円程度上回った」と報じたことが買い材料視された。報道によると、金融機関や通信事業者向けのシステム受託開発が好調だったうえ、開発支援ソフトの活用による採算性の向上や事務所の統廃合による経費削減も利益を押し上げた。報道を受けて、5日に予定される第2四半期(5-7月)決算の発表を睨み、好業績に期待する先回り買いが向かった。

■セブン&アイ <3382> 3,520円  +115 (+3.4%)   本日終値
 3日付の朝刊で「コンビニ大手3社、PBが収益貢献。セブンイレブンは100億円の増益要因に」と一部報じられたことが買い材料視された。

■NEC <6701> 218円  +7 (+3.3%)   本日終値
 3日付の朝刊で「データーセンターの空調電力を半減」と一部報じられたことが買い材料視された。

■日本郵船 <9101> 288円  +9 (+3.2%)   本日終値
 シティグループ証券が2日付で投資判断を「2→1」に引き上げ、目標株価を290円→320円に増額したことが買い材料視された。

■紀陽ホールディングス <8415> 137円  +4 (+3.0%)   本日終値
 3日付の朝刊で「公的資金を完済へ」と一部報じられたことが買い材料視された。

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