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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):スタンレー、マクドナルド、住友鉱、OBARAG

■スタンレー電気 <6923> 1,876円  +42 (+2.3%)   本日終値
 26日、スタンレー <6923> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.77%にあたる130万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は28日から9月30日まで。

■マクドナルド <2702> 2,576円  +31 (+1.2%)   本日終値
 マクドナルド <2702> [JQ]が続伸。日経新聞が27日付で「日本マクドナルドホールディングス(HD)は26日、原田泳幸会長兼社長が傘下の事業会社、日本マクドナルドの社長を退任する人事を固めた」と報じたことが買い材料視された。報道によると「次期社長は米マクドナルド本社から迎え入れる見通し。原田氏はHDのトップとして経営戦略に専念する」としている。04年に就任後、06年12月期から6期連続で連結営業増益を達成したが、競争激化の影響で12年12月期は営業減益となり、今期も8月に業績見通しを下方修正していた。

■住友金属鉱山 <5713> 1,370円  +15 (+1.1%)   本日終値
 住友鉱 <5713> が3日続伸。日経新聞が27日付で「金属市況の回復が住友金属鉱山の業績の追い風になりそうだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「中国の景気減速懸念から急落していた銅やニッケル相場が回復に転じ、現在の水準が続けば2013年10月~14年3月期に約80億円の連結営業増益要因となりそうだ」としている。同社は8月上旬に金やニッケルの想定レートを引き下げたものの、足下では想定を上回る形で推移していることから、現在の相場で推移すれば下期(13年10月~14年3月期)の営業利益を金とニッケルでそれぞれ30億円強、銅で約10億円の押し上げが期待できるという。

■OBARA GROUP <6877> 2,648円  +23 (+0.9%)   本日終値
 26日、OBARAG <6877> が13年9月期の年間配当を従来計画の20円→50円(前期は30円)に大幅増額修正したことが買い材料。業績予想の進捗が堅調に推移していることや財政状態などを総合的に勘案し、普通配当を30円に引き上げると同時に、今期最終益が過去最高となる見通しであることから、記念配当10円を加える。増配による株主還元に好感した買いが向かった。

■モスフードサービス <8153> 1,948円  +11 (+0.6%)   本日終値
 26日、モスフード <8153> が資産売却に伴う3億3800万円の繰り延べ税金資産を計上すると発表したことが買い材料。譲渡するのは滋賀県守山市の土地で、物件引渡しは10月15日を予定している。なお、14年3月期第2四半期(4-9月)の最終利益については増加を見込んでいるが、その他の要因による損益状況などによって変動する可能性を含んでいるため、14年3月期業績予想については従来予想を据え置く見込み。

■日本ガイシ <5333> 1,349円  +6 (+0.5%)   本日終値
 26日、ガイシ <5333> が発行済み株式数の2.96%にあたる1000万株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は9月10日。

■ニチイ学館 <9792> 985円  +3 (+0.3%)   本日終値
 ニチイ学館 <9792> が5日続伸。日経新聞が27日付で「介護最大手のニチイ学館は認知症の高齢者向けのデイサービス拠点を2013年度中に現在の5倍の150拠点に拡大する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「施設が整ったグループホームを活用することで認知機能の回復訓練など充実したサービスを提供する」としている。既存施設を活用するため追加投資が少なくて済み、人件費も増やさずに事業を拡大できるため、業績への寄与に期待した買いが向かった。

■インフォコム <4348> 170,000円  +15,500 (+10.0%)   本日終値
 26日、インフォコム <4348> [JQ]が、提供する電子書籍配信サービス「めちゃコミック」が3大通信キャリア(NTTドコモ <9437> 、KDDI <9433> 、ソフトバンクモバイル)の電子書籍カテゴリーのコミックジャンル公式メニューでスマートフォン、従来型携帯電話でともに1位を独占したと発表したことが買い材料。通信キャリアの公式メニューにおける掲載順位は、サービスの人気度や利用者規模などを示す重要な経営指標になる。同時に「めちゃコミック」の月間のユニークサイト来訪者が500万人を突破したことも明らかにしており、成長が期待される電子書籍分野の勝ち組として評価する買いが向かった。

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