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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):UNITED、渋谷工、インフォMT、ぐるなび

■ユナイテッド <2497> 3,140円  +500 (+18.9%) ストップ高    本日終値
 UNITED <2497> [東証M]が続急騰。日経新聞が25日付で「ユナイテッドは今秋にも、中国検索大手の百度(バイドゥ)と提携する」と報じたことが買い材料視された。報道によると、「バイドゥの販路を使いスマホの壁紙や縮小画像(アイコン)のデザインを自在に変更できるアプリ『ココッパ』を中国市場で提供する」という。日本のアプリ会社がバイドゥと提携するのは初で、中国市場での需要開拓による収益拡大に期待した買いが向かった。

■澁谷工業 <6340> 2,604円  +284 (+12.2%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 渋谷工 <6340> が3日反発。日刊工業新聞が26日付で「渋谷工業は山口大学と共同で、患者負担を軽減する肝硬変治療技術を開発する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「患者の骨髄液から分離した骨髄細胞を投与し、肝臓を再生する治療法において、骨髄液の採取量低減や全身麻酔から局所麻酔への変更を図る」という。16年に臨床研究開始を目指すとしており、再生医療関連の中核事業への進展を期待する買いが向かった。

■インフォマート <2492> 2,244円  +144 (+6.9%)   本日終値
 23日、インフォMT <2492> [東証M]が同社の「ASP受発注システム」とクオリカ(非上場)の飲食店向け店舗管理システム「テイスティ・キューブ」とでデータ連携を開始したと発表したことが買い材料視された。連携することによって、従来、飲食店が手作業で処理をしていた仕入伝票入力や売上管理データ入力などの事務作業を大幅に効率化でき、コスト削減が可能になるという。今後は両システムの食材マスタを連携し、マスタの二重管理の手間や登録ミスを減らす対応を進めるとしている。

■ぐるなび <2440> 1,295円  +71 (+5.8%)   本日終値
 23日、ぐるなび <2440> が14年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の11億円→16億円に45.5%上方修正。減益率が36.8%減→8.1%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。ターゲティング商品を中心にスポット型サービスが好調で、売上が計画を上回ることが寄与。会員獲得などの費用を飲食店の繁忙期に集中投下することに変更したことで、経費計上が後ずれすることも利益を押し上げる。

■日本ペイント <4612> 1,396円  +45 (+3.3%)   本日終値
 23日、日本ペ <4612> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.5%にあたる400万株(金額で60億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月2日から20日まで。また、発表を受けて、シティグループ証券が23日付で投資判断「1」を継続し、目標株価を1500円→1620円に増額したことも支援材料。

■リプロセル <4978> 9,980円  +280 (+2.9%)   本日終値
 リプロセル <4978> [JQG]、タカラバイオ <4974> [東証M]などバイオ関連が高い。日経新聞が24日付で「成長産業として有望な先端医療の研究開発を後押しするため、文部科学・厚生労働・経済産業の3省は2014年度予算の要求額を13年度に比べ合計で約2割増やす。iPS細胞を用いた再生医療の確立やがん治療の促進に軸足を置く」と報じたことが買い材料視された。報道内容によると、文科省は再生医療の実用化に向け、京都大や旭硝子など30の重点研究開発拠点に今後10年間で計1100億円を補助する。厚労省はiPS細胞を活用した創薬の研究支援費を大幅に拡充、また、経産省はiPS細胞の大量培養を可能にする装置や技術開発費として新たに25億円を要求するという。iPS細胞の研究や再生医療に向けた動きが加速すればバイオ関連企業はその恩恵を享受するとの思惑から、本日はバイオ関連に買いが向かった。

■島忠 <8184> 2,496円  +51 (+2.1%)   本日終値
 島忠 <8184> が3日続伸。日経新聞が24日付で「島忠の2014年8月期の単独営業利益は、今期予想比4%増の135億円程度となる見通しだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「総合スーパーなどとの競争が激しい日用品は振るわないが、好採算の家具販売で補う。新規出店も収益を押し上げる」という。新築住宅の販売増加による家具需要拡大が見込まれており、増益報道を好感した買いが向かった。

■リョーサン <8140> 1,697円  +20 (+1.2%)   本日終値
 23日、リョーサン <8140> が発行済み株式数の8.70%にあたる300万株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は9月30日。

■アズワン <7476> 2,101円  -161 (-7.1%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 23日、アズワン <7476> が既存株主による146万株の株式売り出しと、オーバーアロットメントによる売り出し(上限21万9000株)を実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数が最大で167万9000株と発行済み株式数の8.1%にのぼるとあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は9月2日から5日までのいずれかの日に決定。売り出し目的は、同社株式の投資家層の拡大と流動性の向上が狙い。

■トラスト・テック <2154> 801円  +81 (+11.3%)   本日終値
 23日、トラスト・T <2154> [東証2] が14年6月期の上期配当を従来計画の10円→20円(前年同期は無配)へと2倍に増額修正したことが買い材料。東証2部市場への変更記念配当を10円上積みする。年間配当は40円になる。前日終値ベースの配当利回りが5.6%に急上昇したことで、配当狙いの買いが向かった。同時に、16年6月期に連結経常利益20億円(14年6月期予想は10.5億円)を目指す中期計画を発表したことも買いに拍車を掛けた。

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