【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジは13,800円～14,000円

　今日の東京株式市場は、売り先行から下落の取引開始となり、その後は先物主導の荒い値動きが想定される。

　米国市場は、百貨店大手メーシーズの決算内容に失望し下落、その影響からシカゴの日経平均先物も、大証の終値（日中比）に比べ、135円程度（円建て）下落して取引を終えているだけに、朝方の東京市場は売り優勢から、13,900円近辺での取引開始となりそうだ。

　一巡後は、シカゴ２４時間取引システム（ＧＬＯＢＥＸ）の米株価指数先物や、為替市場、また、アジア市場の推移を注視しての展開が予想されるが、連日の上昇で一服感が出易い状況で、為替市場ではやや円高に振れているだけに、マーケットは先物主導の値動きから、終始売り優勢の展開となる公算だ。

　ただ、フランスのＧＤＰが予想を上回るなど、欧米の経済状況が回復してきたニュースが多くなってきた点は、市場にとってポジティブなことだけに、下値は比較的底堅く推移するだろ。
テクニカル的には、日経平均が1週間の平均値である5日移動平均線（1,832円前後）を、始値と終値の両方であるローソクの実体で、割り込まずこの戻り基調を維持出来るかに注目したい。

　本日の予想レンジは13,800円～14,000円（ストック・データバンク　編集部）