市場ニュース

戻る
 

【市況】1日の米株式市場の概況、NYダウ反発 パウエル議長会見受け買い戻し

 1日の米株式市場では、NYダウが前日比87.37ドル高の3万7903.29ドルと反発した。米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場のコンセンサス通り政策金利の誘導目標の据え置きを決めた。FRBのパウエル議長は記者会見で、次の政策変更が利上げとなるシナリオを否定。市場が警戒していたほどタカ派的ではないとの受け止めが広がり、主力株への買い戻しを誘う格好となった。一方、決算発表を行った半導体関連の一角が下落し、全体相場の重荷となった。

 ボーイング<BA>やスリーエム<MMM>、ハネウェル・インターナショナル<HON>が上昇。ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>とファイザー<PFE>が大幅高となり、ピンタレスト<PINS>が急伸した。半面、キャタピラー<CAT>やシェブロン<CVX>、ナイキ<NKE>が軟調に推移。CVSヘルス<CVS>とエスティ・ローダー<EL>が大きく水準を切り下げた。

 ナスダック総合株価指数は52.341ポイント安の1万5605.481と続落した。エヌビディア<NVDA>が売られ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>とスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>、スカイワークス・ソリューションズ<SWKS>が大幅安。スターバックス<SBUX>が下値を探った。一方、アマゾン・ドット・コム<AMZN>とマイクロソフト<MSFT>、メタ・プラットフォームズ<META>は堅調だった。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均