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【市況】米国株、全般に上昇、新興ハイテクの買いが特に目立つ=米国株概況

米国株、全般に上昇、新興ハイテクの買いが特に目立つ=米国株概況

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日終値前後での推移からスタートした後、新興ハイテクの上昇などに支えられて買いが優勢となった。終値はダウ工業株30種平均が153.86ドル高の3万8239.66ドル、ナスダック総合指数が316.14高の1万5927.90、S&P500が51.54高の5099.96。

 取引開始前に発表された石油メジャーのエクソンモービルとシェブロンの決算は、エクソンモービルが利益が予想を下回る弱い物、シェブロンは利益自体は予想以上も営業キャッシュフローが低く、ともに時間外からマイナスで、NY市場に入っても当初マイナスとなった。シェブロンはその後プラス圏を回復している。

 前日取引終了後の発表となったインテルの決算の弱さが警戒され、同社株は時間外から大きく売られ、NY市場でも下げた。一時13%安となり2020年7月以来の安値をつけたが、その後安値からは買いが入った。

 ダウ採用銘柄では、インテル以外ではIBMが1%超の下げと軟調。その他下げた銘柄は1%未満と小幅安。マイクロソフト、ゴールドマンサックス、キャタピラー、ダウインク、ベライゾンが1%を超える上昇。もっともいずれも2%には届いていない。

 GAFA関連では前日の決算を受けてアルファベット(グーグル)が10%弱の上昇。その他、エヌビディアが6%強、アマゾンが3%強、昨日下げたAMDが2%強の上昇。テスラがマイナス圏。

 その他銘柄ではアルファファンドによる1株当たり15.50ドルでの買収報道のあった商用シリカ製造のUSシリカホールディングスが21%超の上昇。

 前日まで2日連続で下げていた医療機器のレスメドが大きく反発。取引開始前の決算発表を受けて買いがでた靴製造販売のスケッチャーズが11%高。

 共同創業者の退任が報じられたソフトウェアのアトラシアン(TEAM)が9.5%安となっている。

USシリカ・ホールディングス<SLCA> 15.89(+2.83 +21.67%)
スケッチャーズUSA<SKX> 65.41(+6.59 +11.20%)
レスメド<RMD> 218.06(+34.64 +18.89%)
アトラシアン<TEAM> 179.45(-18.96 -9.56%)
エクソンモービル<XOM> 117.96(-3.37 -2.78%)
マイクロソフト<MSFT> 406.32(+7.28 +1.82%)
アマゾン<AMZN> 179.62(+5.95 +3.43%)
アルファベットC<GOOG> 173.69(+15.74 +9.97%)
テスラ<TSLA> 168.29(-1.89 -1.11%)
AMD<AMD> 157.40(+3.64 +2.37%)
エヌビディア<NVDA> 877.35(+51.03 +6.18%)
マイクロソフト<MSFT>  406.32(+7.28 +1.82%)
ベライゾン<VZ> 39.68(+0.46 +1.17%)
ダウ・インク<DOW> 57.29(+0.85 +1.51%)
ゴールドマン<GS>  427.57(+7.52 +1.79%)
キャタピラー<CAT>  343.38(+5.38 +1.59%) 
インテル<INTC> 31.88(-3.23 -9.20%)
IBM<IBM> 167.13(-1.78 -1.05%)

MINKABU PRESS

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