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【市況】アジア株 休場明け豪州株は大幅下落、年内利下げ観測消滅 香港株は11月以来の高値、中国海洋石油の純利益は過去最高

アジア株 休場明け豪州株は大幅下落、年内利下げ観測消滅 香港株は11月以来の高値、中国海洋石油の純利益は過去最高

東京時間11:10現在
香港ハンセン指数   17556.20(+271.66 +1.57%)
中国上海総合指数  3064.54(+11.64 +0.38%)
台湾加権指数     20173.06(+315.64 +1.59%)
韓国総合株価指数  2656.66(+28.04 +1.07%)
豪ASX200指数    7577.50(-105.50 -1.37%)

アジア株は豪州を除いて上昇、時間外でナスダックが1%超上昇していることを受け、アジア市場でもハイテク関連が上昇している。ナスダック先物は1%超高。アルファベットが時間外で一時16%近く急騰、第1四半期決算の売上高が予想を上回ったことが好感されている。また、マイクロソフトも売上高と利益が予想を上回り、時間外で一時5%近く上昇した。

香港株は大幅続伸、昨年11月以来の高値をつけている。石油会社大手の中国海洋石油が4.8%高。第1四半期決算の純利益が過去最高となったことが好感されている。中国石油天然気などほかのエネルギー関連も連れ高。来週の中国石油化工と中国石油天然気の決算への期待も高まっている。そのほか、JDドットコムや美団、シャオミ、テンセントホールディングス、アリババ、バイドゥなどハイテク関連も上昇。龍湖集団やCG SERVICES、中国海外発展など不動産株も堅調。中国海外発展の営業利益が前年同期比22%増となったことで不動産不況懸念がやや緩和している。来週は中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行、招商銀行など大手銀行の決算が発表される。

休場明け豪州株は大幅下落。不動産や素材、資本財、金融、消費財など幅広い銘柄が下落している。予想を上回る豪CPIを受け年内の利下げ観測が消滅している。来週は小売売上高が発表されるが、予想外に強い結果となれば豪中銀が再び追加利上げについて議論する可能性が高まってくる。次回の豪中銀理事会は5月7日。

出所:MINKABU PRESS

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