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【材料】メタが決算受け大幅安 予想を下回る売上高見通しとAI投資引き上げを嫌気=米国株個別

(NY時間09:41)(日本時間22:41)
メタ<META> 420.87(-72.63 -14.72%)

 メタ・プラットフォームズ<META>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。広告収入は予想範囲内だった。

 ただ、株価は売りが強まっている。第2四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、通期の経費見通しを引き上げたことが嫌気されている模様。通期の経費はサーバーやAIハードウエア、データセンターなどに関連する費用。

 リーCFOは声明で「われわれの野心的なAI研究と製品開発に積極的に投資するため、来年も資本支出は増加すると予想している」と述べた。

 同社株は前日まで40%近く上昇しており、AIを巡る興奮を反映し、最高値付近で取引されていた。そのような中で、今回の結果は失望的な内容に見えた模様。

 ただ、アナリストからはAI投資の増加に前向きな評価も出ている。「今回の決算での主な要点は同社の複数年に渡る生成AIへの投資サイクルの規模であろう。これまでのモバイル、ストーリーズ、リールへの投資サイクルとは異なり、同社が生成AIの分野でのリーダーであるという優位的立場から行われると考えている」と述べた。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益:4.71ドル(予想:4.30ドル)
・売上高:364.6億ドル(予想:361億ドル)
  広告収入:356.4億ドル(予想:355.7億ドル)
・営業利益率:38%(予想:37.2%)
・広告インプレッション数:+20%(予想:+17.1%)
・平均広告単価:+6%(予想:+5.8%)

(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:365~390億ドル(予想:382.4億ドル)

(通期見通し)
・総費用:960~990億ドル(従来:940~990億ドル)(予想:969億ドル)
・設備投資:350~400億ドル(従来:300~370億ドル)(予想:345億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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