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【市況】ダウ先物が400ドル超の大幅安 米GDP受け下げ幅拡大 メタが時間外で大幅安=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:46)(日本時間21:46)
ダウ先物 38253(-427.00 -1.10%)
S&P500 5048.50(-59.00 -1.16%)
ナスダック100先物 17394.25(-270.25 -1.53%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落しており、本日は下落して始まりそうだ。先ほど発表の第1四半期の米GDP速報値は年率換算で前期比プラス1.6%と予想を下回る内容となった。個人消費も予想以上の鈍化となっている。

 インフレ懸念を後退させる内容ではあったが、PCEコアデフレータが3.7%と四半期としては1年ぶりの上昇幅となったことから、それらを相殺した。

 メタ<META>を始め、取引開始前までに発表になった大手企業の決算が不調で、軟調に推移していた米株価指数先物市場はGDPの発表を受けて更に下げ幅を拡大させている。

  メタ・プラットフォームズ<META>は時間外で大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。広告収入は予想範囲内だった。ただ、第2四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、通期の経費見通しを引き上げたことが嫌気されている模様。

 キャタピラー<CAT>が時間外で下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。販売台数の減少で機械の売上高が減収となったほか、海外市場が引き続き低調だった。ガイダンスでは、第2四半期の売上高も減収を見込んでいるほか、販売店の在庫減少、前年並みの営業利益率を予想している。

 IBM<IBM>が時間外で下落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株営業利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。特にコンサルティング部門の需要が引き続き低迷している点が嫌気されている模様。

 本日は引け後にマイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOG>、インテル<INTC>、ウエスタンデジタル<WDC>、スナップ<SNAP>が決算を発表予定。

(NY時間08:56)(日本時間21:56)時間外
メタ<META> 416.50(-77.00 -15.60%)
IBM<IBM> 165.90(-18.20 -9.89%)
キャタピラー<CAT> 338.51(-25.01 -6.88%)

アップル<AAPL> 168.19(-0.83 -0.49%)
マイクロソフト<MSFT> 398.35(-10.71 -2.62%)
アマゾン<AMZN> 170.98(-5.61 -3.18%)
アルファベット<GOOG> 154.60(-6.50 -4.03%)
テスラ<TSLA> 161.35(-0.78 -0.48%)
エヌビディア<NVDA> 783.90(-12.87 -1.62%)
AMD<AMD> 149.71(-2.03 -1.34%)
イーライリリー<LLY> 720.50(-11.70 -1.60%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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