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【材料】第一三共が一時5%超す上昇、2000億円上限の自社株買いと今期増配計画が支援

第一三共 <日足> 「株探」多機能チャートより
 第一三共<4568>が後場に買われ、前日比で一時5%を超す上昇となった。25日午後1時に24年3月期の連結決算発表とともに、取得総数5500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.87%)、取得総額2000億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて25年3月期の年間配当を前期比10円増配の60円とする予定も示し、株価の支援材料となったようだ。

 25年3月期は売上収益が同9.3%増の1兆7500億円、最終利益が同5.3%減の1900億円となる見通し。「エンハーツ」や「リクシアナ」、「タリージェ」など主力製品の販売伸長を見込む。一方、米ドル建て金融資産の減少により受取利息が減るほか、第一三共エスファの株式譲渡決定に伴う税効果会計の影響で前期の税金費用が減少した反動が出ることから、最終減益を予想する。自社株の取得期間は4月26日~25年1月15日。取得した自社株は25年1月31日に消却する。

出所:MINKABU PRESS

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