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【材料】テスラ、冴えない決算も上昇 低価格モデルやAIに成長加速の期待残す=米国株個別

(NY時間09:38)(日本時間22:38)
テスラ<TSLA> 158.37(+13.69 +9.46%)

 テスラ<TSLA>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。フリーキャッシュフロー(FCF)も予想外の赤字に転宅している。通期についても前回とかわらず、販売台数の伸びが昨年よりも著しく低下する可能性に言及した。

 冴えない決算ではあったものの、株価は上昇。低価格の求めやすいモデル投入を加速すると述べたことが買い手掛かりとなっている模様。また、自律走行のロボタクシーや配車サービス、人型ロボットといったAIを駆使したモビリティ構想実現に向けての取り組みも評価しているようだ。

 マスクCEOは「以前言及していた2025年下半期の生産開始よりも早く、新モデル投入を前倒しするため、将来の車両ラインアップを更新した。今年終盤とはいかないまでも、25年の早い時期になると期待している」と語った。

 アナリストからは「決算の数字は予想こそ下回ったものの、警戒したほどではなかった」との評価も出ている。「来年の成長再加速という希望の光を投資家は目にした。マスクCEOは諦めずにいるための十分なものを与えた」との指摘も出ている。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.45ドル(予想:0.52ドル)
・売上高:213億ドル(予想:223億ドル)
・粗利益率:17.4%(予想:16.5%)
・FCF:-25.3億ドル(予想:+6.54億ドル)

(通期見通し)
・24年の販売台数の伸びは23年より「著しく低下」する可能性。
・サイバートラックの納車と生産は通年で増加へ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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