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【通貨】外為サマリー:154円80銭ラインを挟んで推移、米金利先高観と介入警戒感が交錯

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円80銭前後と前日の午後5時時点に比べて1銭程度のドル安・円高とほぼ横ばい。

 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円83前後と前日に比べて2銭程度のドル安・円高で取引を終えた。4月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が前月から低下したことを受け一時154円56銭まで軟化したが、下値ではドルの押し目買い意欲が強く下げ渋った。

 この日の東京市場のドル円相場は154円80銭ラインを挟んでもみあう展開となっている。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が後ずれするとの見方を背景とした米金利の先高観がドルの支えとなっているものの、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から上値は重い。25日の米1~3月実質国内総生産(GDP)速報値、26日の米3月個人消費支出(PCE)物価指数、25~26日に開かれる日銀金融政策決定会合といった重要イベントを控えていることも方向感の乏しさにつながっているようだ。一方、前日に発表された4月のユーロ圏PMI速報値で総合指数が前月から上昇したことを手掛かりにユーロは買いが優勢となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0709ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=165円78銭前後と同50銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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