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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):あさくま、グラッドC、ジェクシード

あさくま <日足> 「株探」多機能チャートより
■あさくま <7678>  2,523円  +301 円 (+13.6%)  本日終値
 あさくま<7678>が急騰。17日の取引終了後、株主優待制度の拡充を発表し、ポジティブ視されたようだ。株主優待の実施回数をこれまでの年1回から年2回に増やす。新設する7月末日基準日の優待では、100株以上を保有する株主を対象に「あさくまおせち」などの商品を抽選で贈呈。抽選に漏れた株主には3000円分の食事券を贈呈する。1月末日基準日の100株以上保有の株主を対象とする優待に関しては、直営・フランチャイズ店舗加盟店などで利用できる食事券(年間4000円分)の贈呈で変更はない。

■グラッドキューブ <9561>  534円  +48 円 (+9.9%)  本日終値
 グラッドキューブ<9561>が急伸。18日午前11時半、リスキリングプログラム「リスナビ」において、「生成AIを活用したDX人材育成」を追加カリキュラムとして提供すると発表し、材料視されたようだ。AIの基礎知識から業務改革の具体的な方法までオンライン動画により体系的に学ぶことができる。専門家が教材作成を行っており、ケーススタディーを通じて実務で役立つスキルの習得が可能としている。

■ジェクシード <3719>  152円  +12 円 (+8.6%) 一時ストップ高   本日終値
 ジェクシード<3719>が一時ストップ高に買われ、年初来高値を更新した。米オラクル<ORCL>が18日、日本のクラウド・コンピューティングとAIインフラの需要拡大に対応するため、今後10年間で80億ドル以上の投資を計画していると発表した。ジェクシードはこれまで日本オラクル<4716>の認定パートナーとして、統合基幹業務システム(ERP)のコンサルティングなどを手掛けてきた。今回のオラクルによる対日投資の発表を受け、事業拡大への思惑が広がり、買いが集まったようだ。

■ジェネレーションパス <3195>  270円  +20 円 (+8.0%)  本日終値
 ジェネレーションパス<3195>が後場急伸。同社はきょう正午ごろ、内閣府のエビデンス(客観的根拠)システム「e-CSTI」の24年度システム保守業務を受託したと発表。このシステムは、エビデンスに基づいた政策立案や法人運営を推進するためのデータを分析・共有するもの。同社はこのシステムの構築及び性能調査を実施するにあたり、グループのビッグデータを活用したECサポート事業でのノウハウを取り入れてきた経緯がある。

■くすりの窓口 <5592>  1,369円  +98 円 (+7.7%)  本日終値
 くすりの窓口<5592>が後場に上げ幅を拡大した。18日午後1時、24年3月期の連結業績に関して、売上高が計画を4億2200万円上回る87億2000万円(前の期比17.5%増)、最終利益が計画を1億1900万円上回る8億7000万円(同2.2倍)にそれぞれ上振れして着地したようだと発表。これを好感した買いが入った。「みんなのお薬箱」事業の売上高が想定を上回ったほか、買収した5社が新たに連結対象に加わった影響により、収益が上振れる形となった。

■ダイドーリミテッド <3205>  603円  +35 円 (+6.2%)  本日終値
 ダイドーリミテッド<3205>が大幅高で3連騰。ストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が17日、6月に予定する定時株主総会で株主提案権を行使する書面をダイドーに対して発送したと公表した。鍋割宰社長ら4人の取締役選任に反対する。株主側のプレッシャーにより、企業価値が向上するとの思惑が広がり、買いが集まったようだ。ストラテジックは物言う株主(アクティビスト)として知られている。ダイドーについて、長期の赤字継続による株価の低迷やアパレル事業の不振、過去のM&Aの失敗など、問題点を指摘したうえで、経営の監督責任を果たしていないとストラテジックは主張している。

■L is B <145A>  903円  +49 円 (+5.7%)  本日終値
 L is B<145A>が6日ぶりに急反発した。18日、現場向けビジネスチャット「direct」専用のチャットボットとして、投稿した写真に自動でタグを付けてクラウド上に保存する「コネクトTA」を開発し、リリースしたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。写真アプリの起動が不要で、タグが付いた画像は現場向け写真共有サービス「タグアルバム」に自動で転送される。大量の写真から必要なものを探す手間が省けるほか、投稿した写真はタグアルバム上でチャットの参加メンバーと共有が可能で、業務の効率化を促進する。価格は1組織あたり100人までで税抜き8000円。

■セキュア <4264>  1,495円  +79 円 (+5.6%)  本日終値
 セキュア<4264>が底堅い。17日の取引終了後、顔認証による入退室管理などが可能なセキュリティープラットフォーム「BioStar2」と、クロノス(東京都千代田区)の勤怠管理システムが、個人マスタと打刻データについてアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)連携を開始すると発表。導入企業の拡大による収益押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。入退出と同時に記録した勤怠の打刻データをもとに、クロノスの承認申請クラウドサービス「X’sion(クロッシオン)」のタイムカード画面に出退勤時刻が反映されるようになる。正確な勤務実態の把握とともに、セキュリティー強化や業務の効率化につながるという。

■ギックス <9219>  1,165円  +60 円 (+5.4%)  本日終値
 ギックス<9219>が3日続伸し、年初来高値を更新した。15日取引終了後に24年6月期に初配当として27円を実施すると発表したことが引き続き好感されたもよう。また、同社はきょうトヨタオートモールクリエイト(名古屋市中村区)が運営する「カラフルタウン岐阜」で開催されるスタンプラリー及び抽選会施策に、自社の商業施設・観光事業向けキャンペーンツール「マイグル」が採用されたと発表しており、これが新たな買い手掛かりになっているようだ。

■ナルネット <5870>  780円  +37 円 (+5.0%)  本日終値
 ナルネットコミュニケーションズ<5870>は5日ぶりに急反発した。同社は自動車メンテナンス受託事業などを手掛け、大株主は伊藤忠商事<8001>と伊藤忠エネクス<8133>が設立したMobility & Maintenance Japanとなっている。日本経済新聞電子版は17日夜、「伊藤忠商事グループと企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)が中古車販売大手ビッグモーター(東京都多摩市)を約600億円で買収する」と報じた。5月1日に新会社を設立したうえで、約250店舗を承継する方針で、伊藤忠は新会社に経営幹部を派遣し事業経営に参画するという。ナルネットに対しては事業への好影響への思惑が広がり、買いが入ったようだ。

●ストップ高銘柄
 ヤマザキ <6147>  424円  +80 円 (+23.3%) ストップ高   本日終値
 コンヴァノ <6574>  930円  +150 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 エコモット <3987>  653円  +100 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 データセクション <3905>  1,940円  -500 円 (-20.5%) ストップ安   本日終値
 ジーネクスト <4179>  388円  -80 円 (-17.1%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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