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【通貨】外為サマリー:154円30銭台で推移、高値圏で膠着

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=154円34銭前後と前日午後5時時点に比べ44銭前後のドル高・円安となっている。

 この日の東京市場のドル円相場は、午前11時過ぎに一時154円42銭前後まで上昇した。前日のニューヨーク市場で強い経済指標を受けて米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが進んだ流れを引き継いだ。また、この日午前に中国人民銀行が人民元の中心レートの引き下げを発表。これによる元安・ドル買いの動きが、ドル円相場を下支えした面もあった。ただ、34年ぶりの高値圏にあるなか一段と上値を追うムードとはならなかった。鈴木俊一財務相など当局者の円安けん制発言への反応は限定的ながら、為替介入への警戒感は依然くすぶっており、午後に入ってからは154円30銭近辺で膠着感を強めた。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0618ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=163円88銭前後と同15銭弱のユーロ安・円高で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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