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【市況】株価指数先物【昼】 ショート優勢で-2σ水準が意識されてくる


 日経225先物は11時30分時点、前日比800円安の3万8430円(-2.03%)前後で推移。寄り付きは3万8670円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8705円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。直後に付けた3万8720円を高値に弱い値動きが続き、中盤にかけては3万8550円~3万8650円辺りでの保ち合いを継続。ただし、終盤にかけてレンジを下放れると、前引け直後には3万8370円まで下落幅を広げた。

 長期金利の上昇が重荷となり、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]などの下げが目立ち、この4銘柄で日経平均株価を376円ほど押し下げている。日経225先物は、徐々にボリンジャーバンドの-2σ(3万8160円)が意識され、戻りの鈍さがみられる局面ではショートを仕掛けてくる動きが強まりやすいだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.21倍に低下した。一時14.14倍まで下げており、14.18倍辺りで推移する200日移動平均線を割り込み、2月7日に付けた14.13倍を捉えてきた。いったんはNTショートを巻き戻す動きは入りやすいだろうが、200日線辺りでの攻防が続くようだと、NTショートでのスプレッド狙いの動きを強めてくる可能性はありそうだ。

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