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【市況】東京株式(大引け)=80円高と3日ぶり反発、半導体関連や不動産株が買われる

 12日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発。前日の米国市場でナスダック指数が最高値を更新したことを受け、東京市場でも半導体関連株が買われたほか、不動産株などが値を上げた。

 大引けの日経平均株価は前日比80円92銭高の3万9523円55銭。プライム市場の売買高概算は16億3518万株。売買代金概算は4兆5786億円となった。値上がり銘柄数は931と全体の約56%、値下がり銘柄数は664、変わらずは57銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウは2ドル安と小幅に4日続落したが、ナスダック指数は271ポイント高と急伸し最高値を更新した。エヌビディア<NVDA>など半導体株が相場を押し上げた。これを受けた東京市場でも、半導体関連株に買いが流入したほか、新たな長期経営方針を発表した三井不動産<8801>が急伸し不動産株が買われた。日経平均株価の上昇幅は朝方に一時300円を超える場面があった。ただ、日経平均株価への寄与度が大きいファーストリテイリング<9983>は下落し上値を抑える展開。週末でポジション調整の動きもあり結局、日経平均は80円高で取引を終えた。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>が高く、アドバンテスト<6857>やSCREENホールディングス<7735>が値を上げた。ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>、日立製作所<6501>もしっかり。三菱地所<8802>や住友不動産<8830>が買われ、さくらインターネット<3778>や霞ヶ関キャピタル<3498>が値を飛ばした。

 半面、トヨタ自動車<7203>やダイキン工業<6367>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調。東京電力ホールディングス<9501>が値を下げ、三井E&S<7003>も下落した。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が売られ、SHIFT<3697>が大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

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