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【市況】米国株見通し:弱含みか、インフレ受け引き締め的政策に警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,265.25(+5.00)
ナスダック100先物  18,381.00(+21.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は25ドル高。長期金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ


9日の主要3指数はまちまち。序盤の軟調地合いから持ち直しナスダックとS&Pは小幅高、ダウは9ドル安の38883ドルと小幅続落て取引を終えた。材料難のなか長期金利は緩やかに低下し、買いが入りやすい地合いとなった。ただ、10日の米消費者物価指数(CPI)は高止まりが予想され、6月から年3回の利下げシナリオは縮小の可能性から買いは縮小。一方、中東情勢への懸念は和らぎ過度なリスクオフの売りは抑制された。


本日は弱含みか。焦点のCPIは総合が再加速、コア指数は伸びがやや鈍化の見通し。また、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は中立的な内容が予想されている。インフレ高止まりなら利下げ時期は9月以降にずれ込むとの思惑が広がり、金利高を手がかりにハイテクを中心とした売りが先行しそうだ。CPIが想定ほど強くなければ買戻しが期待されるが、11日の生産者物価指数(PPI)も堅調とみられ、積極的な買いは入りづらいだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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