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【市況】アジア株 上海株は3日続伸、中国製造業PMIが半年ぶりに50を回復 香港市場は休場、あすから碧桂園は売買停止

アジア株 上海株は3日続伸、中国製造業PMIが半年ぶりに50を回復 香港市場は休場、あすから碧桂園は売買停止

東京時間11:20現在
香港ハンセン指数   16541.42(休場)
中国上海総合指数  3069.94(+28.77 +0.95%)
台湾加権指数     20304.65(+10.20 +0.05%)
韓国総合株価指数  2754.63(+8.00 +0.29%)
豪ASX200指数    7896.86(休場)

アジア株は上昇、米株先物の上げや中国PMIが好感されている。

FRBが重要視するPCEコア価格指数が前回から伸びが鈍化したことを受け米利下げ期待が高まっており、時間外で米株が上昇している。ナスダックは0.6%高。
先週末に発表された中国3月の製造業PMIは半年ぶりに好不況の分かれ目である50を回復、1年ぶり高水準となった。非製造業PMIも前回から上昇、昨年6月以来の高水準に。きょう発表された中小企業を対象とした財新の製造業PMIも前回から上昇、51.1と昨年2月以来の高水準となった。そのほか、中国当局が3月に国内オンラインゲーム107本を承認したことも好感されている。

ただ一方で、不動産不況長期化は懸念されている。中国不動産大手100社の3月の新築住宅販売額は前年比で46%減少した。当局の「小粒」な支援策では不動産セクターは改善せず、販売不振が長引いている。前月比では93%も増加したが、それでも昨年の第3四半期・第4四半期の月平均を下回った。格付け会社フィッチは今年の新築住宅販売予想を従来の0-5%減から5-10%減に下方修正した。

上海株は3営業日続伸、約1週間ぶり高値をつけている。自動車や生活必需品、素材、ハイテク、資本財、金融など幅広い銘柄が上昇している。金地集団や上海万業、海航基礎施設投資集団など不動産株の一角も上昇している。

イースターマンデー祝日で香港と豪州市場は休場、あす取引を再開する。経営難に陥っている碧桂園は2023年通期決算の発表を延期したため、香港市場であすから売買が停止となる。

出所:MINKABU PRESS

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