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【通貨】今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きを保つ見込み

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

3月29日のドル・円は、東京市場では151円50銭から151円25銭まで反落。欧米市場では151円18銭まで売られた後、151円39銭まで反発し、151円35銭で取引終了。本日4月1日のドル・円は主に151円台で推移か。米長期金利は下げ渋る可能性があるため、目先的にドルは底堅い動きを保つ見込み。

本日4月1日発表の日銀短観3月調査などで日本の景気回復への期待が高まった場合、将来的な利上げを見込んだ円買いがやや強まる可能性がある。日本政府による為替介入を警戒した円買いが増えるケースも想定されるが、米金融当局は利下げを急ぐ姿勢を見せていないこと、欧州、英国などの主要中銀が金融緩和に傾くなか、投資家は目先的にドル選好をやや強める可能性があることから、日本政府による円安抑制の効果は限定的との声が聞かれている。日本単独で為替介入を実行しても顕著な効果は期待できないとの見方も出ており、ドル・円が152円をしっかりと上抜けるシナリオも想定したい。

《CS》

 提供:フィスコ

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