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【材料】ウォルグリーンが決算受け上昇 時間外では下落も上昇に転じる=米国株個別

(NY時間09:36)(日本時間22:36)
ウォルグリーン<WBA> 21.95(+0.93 +4.40%)

 ドラッグストアとヘルスケアを手掛けるウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が取引開始前に12-2月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、通期1株利益の見通しを下方修正した。同社は厳しい小売環境と2月に9億9200万ドル相当のセンコラ株を売却に伴う減損処理を理由に、通期1株利益の見通しを引き下げている。

 同社は、薬局事業とヘルスケア事業により多くの資金を投資するという広範な戦略の一環として、キャッシュフローを増加させる方法を探している。前四半期にウェントワースCEOは配当を約半分に減配し、今月初めには、経営難に陥っているドラッグストア・チェーンを成長軌道に乗せるため、4月から事業の戦略的見直しを行うと発表した。これには、小売店舗やプライマリ・ケアのビレッジMD、専門薬局事業のシールズ・ヘルス・ソリューションズなどの資産を含む、同社の全資産が含まれる。

 同CEOは声明で「今年10億ドルのコスト削減を達成する予定だ」と述べた。

 株価は時間外で下落していたものの、通常取引に入ると買い先行で始まっている。

(12-2月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.20ドル(予想:0.82ドル)
・売上高:370.5億ドル(予想:358.6億ドル)
・粗利益率(調整後):19.1%(予想:19.1%)

(24年度通期見通し)
・1株利益(調整後):3.20~3.25ドル(従来:3.20~3.50ドル)(予想:3.24ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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