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ネットイヤーグループ---2016年3月期は減益となったが、2017年3月期は大幅増益を計画


ネットイヤーグループ<3622>は5月10日に2016年3月期決算を発表。売上高が前の期比6.0%減の68.01億円、営業利益が同67.0%減の1.46億円、経常利益が同67.8%減の1.43億円、当期純利益が同1.0%増の0.74億円で着地した。

売上高は、昨年10月にオムニチャネル関連の大型プロジェクトが一段落したことや、1~3月期に他のプロジェクトで開発上のトラブルが発生したことなどから減少。営業利益は、減収の影響に加え、開発上のトラブルが発生したプロジェクトに関する損失見込み額を受注損失引当金として計上したため、大幅な減益となった。受託関連の悪化を補えなかったものの、自社プロダクト・サービス分野については堅調。ソーシャルメディア関連のサービスの受注が順調に推移したほか、グループウェアrakumo導入社数も1000社を超えた。

同時に2017年3月期の業積見通しを発表。2017年3月期は売上高が前期比4.4%減の65.00億円、営業利益が同36.9%増の2.00億円、経常利益が同39.1%増の2.00億円、当期純利益が同65.9%増の1.24億円を見込む。売上高は、オムニチャネル関連の大型プロジェクトのピークが過ぎたことや、開発上のトラブルが発生したプロジェクトに人員が割かれることから減収を計画。一方、営業利益は、前期に計上した受注損失引当金が減少することなどから大幅増益になる見通しだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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