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ドーンが上値指向鮮明、日産自の自動運転車8月発売報道が株高を後押し

 ドーン<2303>が反発、前日こそ増担保規制強化の動きなどを背景に一服したものの、下げ幅はわずかで、きょうは早くも切り返し上値指向にある。大手自動車メーカーは次世代運転技術である自動運転車の開発に積極的に取り組んでおり、株式市場でも今後の成長市場として極めて注目度の高いテーマとなっている。そのなか、日産自動車<7201>が高速道路上を自動走行する市販車を8月に発売するとの日本経済新聞報道が、関連銘柄の株価を改めて刺激する格好となった。

 自動運転車は自動ブレーキなどの安全運転支援システムを起点の「レベル1」として、ドライバーの操作を全く必要としない完全自動化された段階の「レベル4」を最終的な目標とする。いま大手各社の開発競争の主戦場となっているのは、この一歩手前の「レベル3」であり、高速道路で自動運転を行い、ケースに応じドライバーが対応するというもの。

 その際、自動運転車の普及では、カーブの角度や道路の勾配など詳細な道路データがインフラ面で重要な鍵を握っており、デジタル・マッピング技術を有する企業への市場の関心は高い。そのなかドーンは、GIS(地理情報システム)クラウドソリューションで業界に先駆しており、官公庁や自治体に加え、民間企業向けにも高実績を誇る。これをリソースとした自動運転車への展開で関連有力株に目されている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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