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4585> [東証M] が12月27日大引け後(18:00)に業績修正を発表。13年12月期の連結最終損益を従来予想の20億円の赤字→38.9億円の赤字(前期は19.9億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を89.1%毀損する規模となった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の8.3億円の赤字→27.2億円の赤字に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1)連結業績予想 平成25 年12 月期の売上高の減収要因は、組換えインフルエンザHAワクチンのアジア地域でのライセンス供与に係る提携契約及び他パイプラインに関する提携契約が当期中に完了しないこと、また、バイオ医薬品受託製造事業においては、複数の案件について受注したものの、いずれも初期検討段階であり、受託規模について見直したことによるものであります。 こ
»続く
のうち、組換えインフルエンザHA ワクチンのアジア展開につきましては、平成25 年10月30日に台湾の國光生物科技股ふん有限公司(英名:Adimmune Corporation 董事長:せんけいけん)と、当社が開発中の組換えインフルエンザHA ワクチンUMN-0502、UMN-0501及びUMN-0901について、台湾及び中国における商業化に関する優先交渉権を供与する正式契約を締結する一方、より有利な条件で提携すべく、國光生物科技股ふん有限公司を含む複数の企業との交渉を継続しておりますが、ライセンス供与に係る提携契約の実現は平成26年12 月期以降となります。今期業績を達成すべく、他パイプラインの提携につきましても日本国内をはじめとした世界展開を目指し提携活動を積極的に実施した結果、複数の企業との経済条件交渉は最終段階にまで至りましたが、提携契約の実現は平成26 年12 月期以降となります。 バイオ医薬品受託製造事業につきましては、平成25年11 月には、国立感染症研究所からワクチン候補抗原の製造を受託するなど、着実に事業が進展しておりますが、新規バイオ医薬品の治験薬製造や既に市販されているバイオ医薬品の製造受託案件といった大型案件について、複数の企業と受注に向けた交渉を行っていたものの、いずれも相手先企業の委託方針変更のため、受注には至っておりません。 上記売上高の減収要因に加え、試験研究費について、当社子会社である株式会社UNIGENの岐阜工場における、季節性組換えインフルエンザHAワクチン(以下「UMN-0502」)の承認申請に向けた各種データ取得を目的とするPerformance Qualification(PQ)に係る原材料及び資材の購入費用の増加、燃料価格上昇に伴う水道光熱費の増加に加え、平成24年2月3日付にて採択を受けている岐阜工場生産設備を対象とする「平成23年度国内立地推進事業費補助金」に係る補助金収受時期が平成26 年12月期になることから、補助金収入に対応する岐阜工場生産設備の圧縮記帳損の計上を見送ったため減価償却費が増加する結果、営業損失、経常損失及び当期純損失が前回予想と比べ拡大する見込みであります。(2)個別業績予想 平成25 年12 月期の売上高の減収要因は、連結業績予想に記載のとおりであります。 上記売上高の減収要因に加え、試験研究費において、当社子会社である株式会社UNIGENに対する、岐阜工場におけるUMN-0502承認申請に向けた試験製造の業務委託額が増加した結果、営業損失、経常損失及び当期純損失が前回予想と比べ拡大する見込みであります。 今期業績予想の修正に伴う、平成26年12 月期以降の損益計画への影響は現在精査中であり、今後修正の必要が生じた場合には速やかに開示いたします。 (注)上記業績予想数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成しており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
2011.12* |
1,000 |
-1,075 |
-1,080 |
-477 |
-106.9 |
0 |
- |
2012.12 |
108 |
-2,072 |
-2,652 |
-1,996 |
-420.6 |
0 |
13/02/13 |
前期比 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。