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好調持続の7-9月期【利益成長株】ベスト30 〔大中型株〕編 ＜成長株特集＞
18年3月期中間期(4-9月)の決算発表がほぼ出そろった。株探集計によると、中間期決算を発表した2285社のうち、直近3ヵ月である7-9月期(第2四半期)に経常利益が増益(黒字転換、赤字縮小を含む)となった企業は全体のおよそ65％に上った。企業収益は好調な海外需要や円安進行が追い風となった輸出関連を筆頭に拡大基調を続けている。
本特集では、時価総額1000億円以上の銘柄を対象(金融を除く)に、7-9月期に経常利益が連続で前年同期を上回った銘柄の中から、利益成長が著しい経常増益率の上位30社をピックアップし、増益率の高い順に並べた。下表では、四半期ベースの「増益連続期数」、4-9月期経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップのジェイ エフ イー ホールディングス <5411> は鋼材価格の引き上げやコスト削減などで、7-9月期(第2四半期)経常利益は前年同期を13.9倍も上回る451億円に急拡大して着地。2位の日立建機 <6305> は中国を中心に建設機械の需要が急拡大したうえ、米H-E Parts社と豪ブラッドケンの買収効果も収益を押し上げた。3位のミライト・ホールディングス <1417> は光回線開通工事やモバイル工事が伸びたほか、不採算案件を抑制したことも大幅増益につながった。
4位のコスモエネルギーホールディングス <5021> と7位の出光興産 <5019> は石油製品のマージンが改善したことが利益拡大の要因となった。また、5位のスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> は7月に発売した大型タイトル「ドラゴンクエスト11」や既存タイトルのリピート販売などが好調で、7-9月期の経常利益は6.9倍に膨らんだ。中間期同利益の通期計画に対する進捗率は96.8％に達しており、業績上振れは確実とみられる。株価は好決算が評価され、9日に2000年1月以来、17年10ヵ月ぶりに上場来高値を更新と大復活を遂げた。
選出リストには、電気機器や機械など製造業の活躍が目立つ。10位のアルパイン <6816> は欧州自動車メーカー向け音響機器が好調だったほか、円安効果も利益拡大を後押しした。12位のソニー <6758> はスマートフォン向けイメージセンサーの販売急増で大幅に損益が改善した半導体分野が牽引する形で、3四半期連続の増収増益を達成。業績好調を踏まえ、今期の税引き前利益予想を10期ぶり最高益に上方修正した。14位の富士電機 <6504> はパワー半導体やインバーターなどのFA関連、15位のワコム <6727> はタブレット用デジタルペンがそれぞれ大きく伸びた。
機械に目を移すと、日立建機をはじめ、海外需要の拡大を背景に主力製品が好調だった企業が多い。16位の島精機製作所 <6222> はニット横編機、17位の富士機械製造 <6134> は電子部品実装ロボット、24位の小松製作所 <6301> は建設機械や鉱山機械の販売を、いずれもアジアを中心に伸ばした。そのほか、11位の任天堂 <7974> は新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の絶好調と円安効果で売上高2.9倍、経常利益5.0倍の高変化をみせた。中間決算の発表と併せて、通期業績と配当の大幅上方修正も発表している。
※19日(日)19時30分に、時価総額1000億円未満の銘柄を対象とする「好調持続の7-9月期【利益成長株】ベスト30 〔小型株〕編」を配信する予定です。併せてご覧ください。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期
コード 銘柄名 増益率 7-9月期 連続期数 進捗率 予想PER
<5411> ＪＦＥ 1293 45182 4 50.7 9.2
<6305> 日立建機 945 22730 2 78.6 26.6
<1417> ミライトＨＤ 822 3687 5 39.3 14.1
<5021> コスモＨＤ 590 28385 5 54.3 6.0
<9684> スクエニＨＤ 590 13331 4 96.8 34.0
<4502> 武田 551 34746 2 111 31.8
<5019> 出光興産 540 50474 8 50.9 7.2
<3099> 三越伊勢丹 495 1422 3 47.8 47.3
<3002> グンゼ 466 1426 5 66.8 29.6
<6816> アルパイン 406 3360 2 46.5 37.6
<7974> 任天堂 396 38631 5 55.7 63.3
<6758> ソニー 390 198565 3 57.9 17.2
<5413> 日新製鋼 326 10154 4 82.4 17.7
<6504> 富士電機 267 8933 4 23.0 18.9
<6727> ワコム 267 1688 2 53.0 54.2
<6222> 島精機 256 4703 5 59.2 26.7
<6134> 富機製 255 5774 3 61.9 15.4
<9474> ゼンリン 250 778 4 15.4 48.4
<9997> ベルーナ 246 1987 4 41.0 13.1
<7518> ネットワン 225 1970 6 32.9 28.0
<5706> 三井金 222 9977 5 45.0 16.4
<4553> 東和薬品 196 3128 2 71.3 17.2
<6770> アルプス 190 22627 4 46.6 14.5
<6301> コマツ 183 96023 3 60.8 21.4
<3932> アカツキ 182 2768 6 － －
<6135> 牧野フ 181 2935 3 27.9 12.2
<4005> 住友化 178 68793 4 53.5 11.1
<6756> 日立国際 175 8123 3 52.6 16.6
<4506> 大日本住友 155 28551 4 67.2 14.4
<6976> 太陽誘電 154 5600 3 55.7 18.9
※経常利益の単位は百万円。今期赤字見通しの銘柄は除いた。
※「－」：今期の経常利益もしくは最終利益が非開示のため、算出していません。
株探ニュース
本特集では、時価総額1000億円以上の銘柄を対象(金融を除く)に、7-9月期に経常利益が連続で前年同期を上回った銘柄の中から、利益成長が著しい経常増益率の上位30社をピックアップし、増益率の高い順に並べた。下表では、四半期ベースの「増益連続期数」、4-9月期経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップのジェイ エフ イー ホールディングス <5411> は鋼材価格の引き上げやコスト削減などで、7-9月期(第2四半期)経常利益は前年同期を13.9倍も上回る451億円に急拡大して着地。2位の日立建機 <6305> は中国を中心に建設機械の需要が急拡大したうえ、米H-E Parts社と豪ブラッドケンの買収効果も収益を押し上げた。3位のミライト・ホールディングス <1417> は光回線開通工事やモバイル工事が伸びたほか、不採算案件を抑制したことも大幅増益につながった。
4位のコスモエネルギーホールディングス <5021> と7位の出光興産 <5019> は石油製品のマージンが改善したことが利益拡大の要因となった。また、5位のスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> は7月に発売した大型タイトル「ドラゴンクエスト11」や既存タイトルのリピート販売などが好調で、7-9月期の経常利益は6.9倍に膨らんだ。中間期同利益の通期計画に対する進捗率は96.8％に達しており、業績上振れは確実とみられる。株価は好決算が評価され、9日に2000年1月以来、17年10ヵ月ぶりに上場来高値を更新と大復活を遂げた。
選出リストには、電気機器や機械など製造業の活躍が目立つ。10位のアルパイン <6816> は欧州自動車メーカー向け音響機器が好調だったほか、円安効果も利益拡大を後押しした。12位のソニー <6758> はスマートフォン向けイメージセンサーの販売急増で大幅に損益が改善した半導体分野が牽引する形で、3四半期連続の増収増益を達成。業績好調を踏まえ、今期の税引き前利益予想を10期ぶり最高益に上方修正した。14位の富士電機 <6504> はパワー半導体やインバーターなどのFA関連、15位のワコム <6727> はタブレット用デジタルペンがそれぞれ大きく伸びた。
機械に目を移すと、日立建機をはじめ、海外需要の拡大を背景に主力製品が好調だった企業が多い。16位の島精機製作所 <6222> はニット横編機、17位の富士機械製造 <6134> は電子部品実装ロボット、24位の小松製作所 <6301> は建設機械や鉱山機械の販売を、いずれもアジアを中心に伸ばした。そのほか、11位の任天堂 <7974> は新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の絶好調と円安効果で売上高2.9倍、経常利益5.0倍の高変化をみせた。中間決算の発表と併せて、通期業績と配当の大幅上方修正も発表している。
※19日(日)19時30分に、時価総額1000億円未満の銘柄を対象とする「好調持続の7-9月期【利益成長株】ベスト30 〔小型株〕編」を配信する予定です。併せてご覧ください。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期
コード 銘柄名 増益率 7-9月期 連続期数 進捗率 予想PER
<5411> ＪＦＥ 1293 45182 4 50.7 9.2
<6305> 日立建機 945 22730 2 78.6 26.6
<1417> ミライトＨＤ 822 3687 5 39.3 14.1
<5021> コスモＨＤ 590 28385 5 54.3 6.0
<9684> スクエニＨＤ 590 13331 4 96.8 34.0
<4502> 武田 551 34746 2 111 31.8
<5019> 出光興産 540 50474 8 50.9 7.2
<3099> 三越伊勢丹 495 1422 3 47.8 47.3
<3002> グンゼ 466 1426 5 66.8 29.6
<6816> アルパイン 406 3360 2 46.5 37.6
<7974> 任天堂 396 38631 5 55.7 63.3
<6758> ソニー 390 198565 3 57.9 17.2
<5413> 日新製鋼 326 10154 4 82.4 17.7
<6504> 富士電機 267 8933 4 23.0 18.9
<6727> ワコム 267 1688 2 53.0 54.2
<6222> 島精機 256 4703 5 59.2 26.7
<6134> 富機製 255 5774 3 61.9 15.4
<9474> ゼンリン 250 778 4 15.4 48.4
<9997> ベルーナ 246 1987 4 41.0 13.1
<7518> ネットワン 225 1970 6 32.9 28.0
<5706> 三井金 222 9977 5 45.0 16.4
<4553> 東和薬品 196 3128 2 71.3 17.2
<6770> アルプス 190 22627 4 46.6 14.5
<6301> コマツ 183 96023 3 60.8 21.4
<3932> アカツキ 182 2768 6 － －
<6135> 牧野フ 181 2935 3 27.9 12.2
<4005> 住友化 178 68793 4 53.5 11.1
<6756> 日立国際 175 8123 3 52.6 16.6
<4506> 大日本住友 155 28551 4 67.2 14.4
<6976> 太陽誘電 154 5600 3 55.7 18.9
※経常利益の単位は百万円。今期赤字見通しの銘柄は除いた。
※「－」：今期の経常利益もしくは最終利益が非開示のため、算出していません。
株探ニュース
