貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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9984ソフトバンクグループ

東証P
5,224円
前日比
+169
+3.34%
比較される銘柄
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ZHD, 
NTT
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
0.85 0.84 5.65
時価総額 97億円

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─東京市場は死なず!反騰の機をうかがうマネー


「東京市場は死なず!反騰の機をうかがうマネー」

●最悪の次は最悪ではない

 3月決算企業の決算発表がピークを越えた。決算発表は株価の波乱要因になるため、今後発表が減ることは好ましい。

 発表がいつになるか調べたり、それをメモしておくといった面倒な作業が不要になるうえ、発表が終わった銘柄は多くが手掛けやすくなるので楽しみだ。前期決算が最悪でも、今期は回復に転じる可能性がある銘柄が多数存在するからだ。

 たとえば、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]。同社が12日に発表した2022年3月期の決算は、連結最終損益が1兆7080億円の赤字に転落した。その前の期である21年3月期は4兆9879億円とほぼ5兆円の黒字を記録していたので、適切な表現がないほどの急変になる。

 実にこの赤字額は日本企業で過去2番目の大きさだというのだから(1位はみずほフィナンシャルグループ <8411> [東証P]。2003年3月期に2兆3771億円もの最終赤字を計上した)、驚きを通り越して唖然とするほかはないが、発表翌日の13日の株価は興味ある動きを示した。実に6日ぶりに549円も反発したのだ。

 日経平均株価がこの日、678円も上昇したこともあるのだろうが、記録的な巨額赤字を出した銘柄の評価としては違和感があるのではないだろうか。

 しかし、株式市場には「最悪の次は最悪ではない」、こんな言葉がある。確かにソフトバンクグループの前期決算は記録的な落ち込みで最悪と言ってよいが、「最悪の次は最悪ではない」との観点からは、今23年3月期は赤字額がだいぶ減少するか、あるいは黒字に転換することもあるかもしれない(なお、会社側の今期予想は非開示)――こんな見方ができるため、積極買いが入ったと見てよい。

●決算通過で仕込みチャンスの銘柄は?

 人気銘柄にこんな動きが見られるのは、市場全体にとっても非常に好ましいことであり、東京市場が死んでなどいないどころか、反騰のチャンスをうかがっている資金が滞留していることが分かる。

 そこで、ここでの投資対象だが、当然投資マインドを湿らせていた決算発表を通過した銘柄になる。

 まずはジャパンエレベーターサービスホールディングス <6544> [東証P]だ。エレベータの保守、リニューアルに強い会社だが、株価は昨年9月に上場来高値をつけたあと、売り一方になってしまった。しかし、5月12日に発表した今23年3月期の業績予想は収益の着実増を示す内容だったことから、株価も次第に見直されると見てよい。

 4月28日に今期業績の黒字転換予想を発表した直後は好感高を演じたものの、すぐに失速してしまったANAホールディングス <9202> [東証P]も、現在のように目先の下値支持線まで下げたところならば安全度が高い。

 株価はここ数日少し高くなっているものの、カメラや時計など中古品販売に強いシュッピン <3179> [東証P]も、外国人観光客の来日増が見込めるため、浅い押し目を見逃さないようにしたい。

 主力銘柄ではブリヂストン <5108> [東証P]になる。どんどん上値を追うタイプではないが、5月11日に発表した22年12月期第1四半期(1-3月)業績は、売却事業を除く継続事業ベースで連結営業利益が前年同期比19.2%増だった。通期見通しは据え置いたが慎重姿勢をキープしていることの表れと見てよく、株価は着実高なら十分あり得る。

 最後にヨンドシーホールディングス <8008> [東証P]を。宝飾の「4℃」を中心に展開し、アパレル卸なども手掛ける会社だが、いまはダイヤなど 宝飾品の需要が底打ちから回復に向かいつつあり、同社の株価も堅調高が見込める。

 なお、宝飾品製造卸の大手ナガホリ <8139> [東証S]もダイヤモンドを中心に百貨店などへの販売が回復中だが、株価はすでに高い。となると、まだ手掛けやすいヨンドシーホールディングスが狙い目となる。

2022年5月13日 記

株探ニュース


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