貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

9984 ソフトバンクグループ

東証P
7,648円
前日比
-228
-2.89%
PTS
7,535円
01:14 04/20
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.15 0.58 4.16
時価総額 112,425億円
比較される銘柄
KDDI, 
ラインヤフー, 
NTT
決算発表予定日

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GMOメディア Research Memo(2):メディア事業統合で事業基盤を確立、市場環境に併せ業態を機敏に転換し成長


■会社の概要・沿革

(1)会社の概要

GMOメディア<6180>はインターネット黎明期から一般消費者向けに様々なインターネットサービスを無料で提供、それらのサービスの顧客接点をメディアとする広告事業を手掛ける。「For your Smile, with Internet.」※を企業理念として掲げ、関わるすべての人々に、インターネットを通じてsmileを浮かべてもらいたいという想いで事業を展開。ポイントサイト、オンラインゲームやソーシャルメディアプラットフォームであるブログサービス、画像共有サービス、掲示板などPC・スマートフォン向けに多くのサービスを出版社のように多ブランドで提供する。台湾・ベトナムを含むアジア地域を中心に海外でもサービスを展開しており、サービスの登録会員数(2016年9月末)は2,232万人。2015年10月に更なる成長のための投資資金の調達を目的として東京証券取引所マザーズ市場へ上場した。

※同社の創設の志を表したもの。「you」は、ユーザー・社員・株主・取引先、関わるすべての人を、「smile」は、笑顔・ほほえみ・幸福・満足・ここちよさを意味する。

(2)沿革

同社の前身はPC画面に広告を配信する技術を利用した広告ネットワーク事業を行うことを目的にイスラエルのネットベンチャーiWeb.com Ltd.と、電通<4324>グループ及びソフトバンクグループ<9984>の合弁により2000年10月に設立されたアイウェブ・テクノロジー・ジャパン株式会社※。2001年7月にインターキュー(株)(現GMOインターネット)が資本参加。2002年5月に社名をユーキャストコミュニケーションズ株式会社へ変更した。

※2000年12月に、電通のほか、電通ドットコム第二号投資事業有限責任組合と(株)サイバー・コミュニケーションズとソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング(株)(現SBメディアホールディングス(株))が資本参加し、事業展開を開始した。

2004年3月にGMOインターネットの子会社である壁紙ドットコム(株)(2001年1月設立)と合併し、社名をGMOモバイルアンドデスクトップ株式会社に変更。以後、GMOインターネットグループのメディア事業の再編・統合により、業容を拡大する。2005年5月にはGMOメディアアンドソリューションズ(株)(2000年2月設立)から無料メーリングリストサービス「FreeML」(現「freeml」)事業及びポイントサービス「ポイントメール」(現「ポイントタウン」)事業を会社分割により承継し、社名をGMOメディア株式会社に変更。さらに、2007年8月にGMOメディアホールディングス(株)(2006年4月設立)からブログサービス「yaplog!」事業を会社分割により承継したほか、2009年4月にGMOティーカップ・コミュニケーション(株)(2000年8月設立)と合併し、掲示板サービス「teacup.」事業を承継し、現在の事業基盤が整う。

2010年以降は、スマートフォンの普及によるインターネット業界の変化に対応し、アプリケーションエンジニアの強化・育成といったアプリシフト(スマートフォン強化)を同業他社に先駆けて行う。また、ビットコイン(仮想通貨)市場の盛り上がりを見据えて、2014年12月に「ポイントタウン」のポイント交換対象としてビットコインを国内で初めて採用したほか、2016年3月にはオンラインゲームサイト「ゲソてん」にビットコイン決済を導入するなど、新しい取り組みにも積極的にチャレンジ。創業来、インターネット業界の激しい変化に機敏に対応、業態を巧みに変化させながら成長を遂げる。続く9月には、PCブラウザゲームネットワーク事業者としてNo.1(Only1)となり、PCブラウザ向けゲーム関連事業基盤を強固にすることを目的として、ソーシャルゲームプラットフォーム事業「aima※」(以下、アイマ)をACCESSPORT(株)から譲受した。

※aima はAlliance of Internet Media for Applicationsの略称で、「ちょっとした合い間に楽しめるゲームアプリ」というメッセージも含んでいる。インターネットメディア運営各社とソーシャルゲーム開発各社をつなぐ、双方向にオープンなゲームプラットフォーム。同社では、2016年11月1日にシステムリプレースを行い、ゲソてんの人気コンテンツを順次投入しシナジーを追求する計画となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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