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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9972 アルテック

東証S
287円
前日比
-1
-0.35%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.2 0.35 2.44 190
時価総額 43.5億円
比較される銘柄
南陽, 
鳥羽洋行, 
明治電機工業

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<動意株・15日>(大引け)=ヤマウ、リネットJ、ラクスなど(その1)

 ヤマウ<5284>=切り返す。株価は今月初旬に急動意し7日に569円の高値をつけた後、急速に値を崩す展開となったが、直近は日足3陽連で一気に切り返しに転じている。九州を地盤に土木向けコンクリート2次製品を製造販売する。ここ土砂災害が頻発するなか、復旧や防災の観点から同社株にマーケットの注目が集まっている。6月末には国交省の新技術活用システムによる令和2年度推奨技術の「評価促進技術」に同社の河川護岸の小口止め工「小口止太郎」が選定されている。株価指標面では依然としてPER6倍前後、PBR0.5倍台といずれも割安感が際立つ。

 リネットジャパングループ<3556>=大幅反発。この日の寄り前、運営するネット中古書店「ネットオフ」で、本やCD・DVD、ゲームソフトの中古メディアを取り扱う書籍メディア事業の6月度売り上げで、1日あたりの過去最高売り上げを更新したと発表しており、これを材料視する買いが向かった。新型コロナウイルスの影響により在宅時間が延び、自宅の片づけをする人が増え、宅配買取サービスの利用が増加した一方、自宅での余暇時間が増えることでネット通販を利用する人が増え、余暇時間を楽しむためにコミックなどの中古メディアを安く・多く手に入れられる同社のサービスが支持されたとみている。なお、これを受けて同社では、7月22日から「ご利用感謝大還元キャンペーン」を開催するとしている。

 ラクス<3923>=ストップ高。14日の取引終了後、従来未定としていた21年3月期の連結業績予想について、売上高146億7000万円(前期比26.4%増)、営業利益32億9000万円(同2.8倍)、純利益23億4000万円(同2.9倍)と大幅増益を見込むとしたことが好感されている。緊急事態宣言解除後、停滞していたクラウド事業の商談が動き出し、新規受注が回復傾向にあることや、遅れていたIT人材事業のアサイン活動が6月から再開し、徐々にアサインが進む見通しとなったことなどから、大幅増益を見込むとしている。同時に、6月度の月次売上高を発表しており、全社売上高は前年同月比34.3%増と2ケタ増収が続いた。なお、成長の牽引役である「楽楽精算」は同43.7%増となった。

 アルテック<9972>=3連騰で上値追い加速。5日移動平均線を足場に急速に上放れ、戻りのフシとなっていた6月8日の戻り高値を払拭した。特殊産業機械商社でパッケージ印刷に関連する装置を主力に扱っているほか、中国でペットボトル容器の製造事業も行っている。3Dプリンターなど次世代商品の取り扱いでも高実績を持つ。20年11月期営業利益は前期比15%増の7億円を会社側では見込んでいる。3円配当を実施しているにもかかわらず、PBR0.4倍前後と解散価値の半値以下に放置されており、前期実績一株純資産並みに買われた場合は600円台までの戻り余地があり水準訂正妙味が意識されているようだ。

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