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9795 ステップ

東証P
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ステップ Research Memo(7):2016年9月通期は過去最高業績を連続更新する見通し


■今後の見通し

(1)2016年9月期の業績見通し

ステップ<9795>の2016年9月期の業績は売上高が前期比5.6%増の10,142百万円、営業利益が同4.4%増の2,404百万円、経常利益が同5.0%増の2,449百万円、当期純利益が同7.5%増の1,600百万円と過去最高業績を連続更新する見通しだ。期初計画を据え置いているが、第2四半期までの進捗率で見ると、売上高は49.8%とほぼ過去3年間の平均進捗率と同じペースとなっているが、営業利益に関しては55.1%と過去3年平均の52.3%を上回るペースとなっていることから、4月以降の入塾生徒数が計画通りに伸びれば、利益面では若干上回ることも予想される。

3月末の生徒数について見れば、小中学部で前年同期比0.9%増、高校部で同12.6%増となり、全生徒数では同3.0%増となった。高校部に関しては計画通りに推移しているものの、小中学部に関しては計画を若干下回っている。既存スクールの生徒数が若干減少しているとみられるが、定性的な評価は悪くなく一時的な現象の可能性もあり、4月以降の生徒数の動向が注目される。なお、3月の売上高で見れば小中学部が前年同月比2.3%増、高校部が同22.7%増、全体で同7.0%増となっており、売上高は計画通り推移している模様だ。

なお、4月の新入社員は中途採用も含めてほぼ前年と同水準となっており、人件費については例年並みの増加ペースとなる見通しだ。下期の費用増要因としては新規事業として立ち上げた学童保育事業が挙げられる。3月に「STEPキッズ」を開校したのに続き、4月には1?2歳児を対象とした「ステップ保育園」をスタートしており、立上げ費用の増加が見込まれる。ただ、期初計画には織り込み済みであり、計画の下振れ要因となる可能性は低い。

なお、学童保育事業については最初の2~3年は運営ノウハウを蓄積するため、「STEPキッズ」1校のみで運営する予定だが、収益モデルを確立以降は順次拡大していく予定となっている。このため、中長期的には新たな収益源になることが期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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