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9753 アイエックス・ナレッジ

東証S
1,134円
前日比
-13
-1.13%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.9 1.29 2.65
時価総額 122億円
決算発表予定日

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IXナレッジ Research Memo(5):2019年3月期第2四半期は大手顧客の売上好調で増収増益


■業績動向

1. 2019年3月期第2四半期業績の概要
アイエックス・ナレッジ<9753>の2019年3月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比7.0%増の8,715百万円、営業利益は同78.3%増の417百万円、経常利益は同67.2%増の442百万円、四半期純利益は同69.2%増の299百万円となり、増収及び大幅な増益を達成した。

売上高が前年同期比で7.0%増と増収になったのは、大手通信会社向けシステム検証案件の拡大や車載システム案件の受注拡大、大手SIベンダーからのシステム開発案件の拡大などのプラス要因があったためである。一方で、金融分野でのメガバンク向け次期システム開発案件の収束やその代替案件の受注には苦戦した面もあった。

売上原価率が前年同期比で1.9ポイント低下し、販管費率も同0.1ポイント低下した背景としては、増収によるスケール効果とともに、事業基盤強化の一環で取り組んできた部門間接費の削減(部門間接費の見える化)が挙げられる。結果として、営業利益は前年同期比78.3%増、営業利益率は前期比1.9ポイント上昇し4.8%となった。


短期及び中長期の安全性が高く堅実な財務内容
2. 財務状態
(1) 貸借対照表関係
貸借対照表を見ると、2019年3月期第2四半期末における総資産は9,388百万円となり、前期末に比べ0.6百万円減少した。そのうち流動資産は前期末に比べ161百万円減少し、現金及び預金199百万円減及び売掛金24百万円減が主な要因である。固定資産は前期末に比べ160百万円増加し、投資その他の資産171百万円増が主な要因である。

負債合計は前期末に比べ144百万円減少して4,922百万円となった。そのうち流動負債は98百万円減であり、未払金の93百万円減が主な要因である。そのうち固定負債は46百万円減であり、長期借入金の50百万円減が主な要因である。

純資産は4,465百万円となり、前期末に比べ143百万円増加した。これは、利益剰余金の増加198百万円が主な要因だ。

(2) キャッシュ・フロー計算書
キャッシュ・フローの状況を見ると、2018年9月末における現金及び現金同等物は、前期末に比べ199百万円減少し3,866百万円となった。営業キャッシュ・フローは、法人税等の支払額の増加170百万円、たな卸資産の増加105百万円などのマイナス要因があったものの、税引前四半期純利益の計上442百万円が寄与し、184百万円の収入となった。投資キャッシュ・フローは有価証券の取得による支出105百万円が影響し100百万円の支出となった。財務キャッシュ・フローは282百万円の支出となった。これは、自己株式の取得による支出130百万円、配当金の支払額101百万円及び長期借入の返済による支出50百万円などによる。

(3) 経営指標
流動比率は286.7%と短期の安全性の目安となる200%を大きく上回る。自己資本比率は47.6%であり、中長期の安全性も高い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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